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戦争の闇、伝えたい 91歳元兵士、証言集をネットに

写真:「死んだあとも10年、20年と残したい」。朝風に寄せられた手記をインターネットに発信し続ける佐藤貞さん=福島県須賀川市拡大「死んだあとも10年、20年と残したい」。朝風に寄せられた手記をインターネットに発信し続ける佐藤貞さん=福島県須賀川市

写真:陸軍の兵士として朝鮮半島から中国大陸へ向かう直前の佐藤貞さん=1944年6月4日撮影拡大陸軍の兵士として朝鮮半島から中国大陸へ向かう直前の佐藤貞さん=1944年6月4日撮影

写真:徴兵検査に出かける直前の佐藤貞さん=1942年撮影拡大徴兵検査に出かける直前の佐藤貞さん=1942年撮影

写真:戦争体験の手記をまとめた文集「朝風」拡大戦争体験の手記をまとめた文集「朝風」

 【高木智子】「体で知っている戦争のばかばかしさを、しっかりと伝え残しておきたい」。戦争体験の投稿を募った朝日新聞の連載に共鳴した人たちが、25年前に企画を引き継いで文集「朝風」を創刊した。時は流れ、戦争を知る人は次々と亡くなり、文集発行は昨年に中断した。それでも語り継ぐ。91歳の元兵士の手によって。

     ◇

 「生きているうちに一本でも多く後世に残したい」

 福島県須賀川市。佐藤貞(ただし)さん(91)は自宅で、3台のパソコンとスキャナーを慣れた手つきで操り、「朝風」に収録された原稿をホームページ(HP)に載せる作業を続けている。

 朝風とは、1986年7月から87年8月まで朝日新聞紙上(東京、西部、名古屋)で読者からの投稿を掲載した「テーマ談話室・戦争シリーズ」で縁を結んだ人たちが集い、まとめた文集だ。連載の戦争シリーズには約4千人が投稿を寄せた。

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