あゆ９・２１異例のフェス出演　テレ朝の３年越しオファーに

　歌手浜崎あゆみ（３４）が、９月２１〜２３日に東京・代々木第一体育館で開催される「テレビ朝日ドリームフェスティバル２０１３」の初日に出演することが決まった。所属するエイベックスの「ａ−ｎａｔｉｏｎ」を除けば、浜崎が音楽フェスに出演するのは異例のこと。テレビ朝日の開局５５周年と自身のデビュー１５周年を祝って、プレミアムなライブが実現することになった。

　浜崎はａ−ｎａｔｉｏｎに１１回出演しているが、他のフェスでライブを披露したのは昨年９月の「氣志團万博２０１２」だけ。それも親交のある綾小路翔（３４）の頼みで実現したもので、学ラン風の衣装など、あえて氣志團のカラーに合わせたパフォーマンスだった。

　「テレビ朝日ドリームフェスティバル」は今年で３回目を迎えるテレビ朝日主催のフェス。実は浜崎に対しては、３年越しのオファーが実った形だ。山本たかおエグゼクティブプロデューサーは「第１回からオファーしてきたので、実現して本当にうれしい」と喜びをかみしめている。

　浜崎が異例のフェス出演を決めたのは、両者のメモリアルイヤーに加え、会場が年末のカウントダウンライブやツアーファイナルに使われ、ファンが「聖地」と呼ぶ代々木第一体育館であることも大きかった。山本さんは「テレビ朝日は５５周年、浜崎さんも１５周年だったり、代々木という思い入れのある会場だったり、いろんな要素がうまく働いた」と分析する。

　浜崎のライブといえば、凝ったセットでバンドとダンサー、パフォーマーら「浜崎あゆみ一座」が繰り広げる多彩なパフォーマンスが見どころ。７月２８日の代々木のツアーファイナルでも、空中に浮かんだプールで歌う幻想的な演出が話題を呼んだ。

　山本さんは「妥協を許さないパフォーマンスにはいつも感動している。どんなステージを見せてくれるのかワクワクしています」と期待を込めた。

　浜崎は「開局５５周年おめでとうございます。私もデビュー１５周年を迎え、そんな節目の年にこのようなフェスに参加させていただくことができて、本当にうれしいです。いろんなアーティストのファンの方々と楽しい思い出が作れるよう、精いっぱいのパフォーマンスで盛り上げたいと思います」と意気込みを語る。他のアーティストのファンにとっても、衝撃のライブ体験となりそうだ。

　同フェスは９月２１〜２３日の３日間で平井堅、堂本剛、いきものがかり、ＯＮＥ　ＯＫ　ＲＯＣＫらが出演。９月１９日には「プレミアムナイト」としてＧＬＡＹとＥＸＩＬＥのコラボが実現する。