米著名投資家アックマン氏、JCペニーの取締役を辞任
[13日 ロイター] - 米百貨店JCペニー(JCP.N: 株価, 企業情報, レポート)は13日、同社の主要株主で著名投資家のビル・アックマン氏が取締役を辞任したことを明らかにした。
JCペニーの株価は、米株式市場寄り付き前の取引で最大4%上昇した。
アックマン氏は声明で「私が取締役を辞任し、新たに2人の取締役を迎えることが、JCペニーおよびすべての関係者にとり建設的と考える」と述べた。
アックマン氏とJCペニーの幹部人事をめぐる争いは、同氏がマイロン・ウルマン暫定最高経営責任者(CEO)とトーマス・エンジバス会長の更迭を求めたことが引き金となり、先週終盤からエスカレートしていた。
アックマン氏率いるヘッジファンドのパーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントはJCペニーの株式18%を保有する。
JCペニーは、米百貨店大手メーシーズ(M.N: 株価, 企業情報, レポート)の副会長を務めた経歴を持つロナルド・タイソ氏を新取締役に迎えるほか、別に新たな取締役を任命する見通し。
また、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、ウルマン暫定CEOの交代を求めるアックマン氏の提案は保留になるとみられる。
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