太田 さくら動物病院|犬の留守番のしつけ 3
太田市のさくら動物病院では、しつけの相談をされることがあります。特に初めて犬を飼う方は、しつけに悩みますよね。当院が見つけた、犬のしつけに役立つ情報をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
犬の留守番のしつけを実践するに当たっては、以下の5ステップに沿って行います。
ステップ1:犬をハウスに入れる
まずは犬をハウスに入れましょう。2〜3時間程度なら檻を小型にしたようなケージや、取っ手がついて持ち運べるクレートなどで事足ります。しかし長時間留守番させる場合は、トイレの問題もありますので、クレートごと囲める少し大きめのサークルを合わせて用意しておくのが理想です。この場合、サークル内にハウス(クレート)とトイレが併設される形になります。
ステップ2:犬の視界から消える
次にハウスにいる犬の視界から消えてドアの後ろなどに隠れます。この段階で犬は「ワンワン!」と吠えるかもしれません。 しかしこの「置いてかないで!」という犬の要求は無視します。ここで「おお!私がいなくなることを寂しがってくれるのね!かわいい子!」などと言って犬に近づいてしまうと、「ワンワン吠えると飼い主さんが帰ってきてくれるんだ!」と学習してしまいますので逆効果です。
犬が鳴き止んだ瞬間を見計らって部屋に戻り、「いいこ!」などのほめ言葉と同時にごほうびを与えましょう。 犬は「吠えなくても飼い主さんは帰ってきてくれるんだ!」と学習します。これは、「じっとしている」こととごほうびとを結び付けて覚えさせるオペラント条件付けです。
いつまでも鳴きやむ気配がない場合は、用意しておいたおもちゃをハウスの中に入れてみます。犬が夢中になったら部屋から出て行きましょう。しばらく時間をおいてから部屋に戻ります。最初は10秒くらいで構いません。そして「いいこ!」などのほめ言葉と同時にごほうびを与えましょう。 「飼い主さんがいなくなってもおもちゃがあるからいいや。それにワンワン吠えなくても飼い主さんは帰ってくるしね!」と学習していきます。
ステップ3:犬の視界から消える時間を長くする
犬の視界から消えている時間を徐々に延ばして行きます。要領はステップ2と同じです。繰り返しますが決してワンワン吠えているときにしびれを切らせて犬の前に現れないで下さい。全くの逆効果になります。
注意すべきは、飼い主が姿を見せたことに喜び、再びワンワン鳴いているときにごほうびを与えると、「鳴く」という行為を強化することになってしまうという点です。ですから「ひとりにさせる⇒ワンワン鳴く⇒諦めて鳴きやむ⇒飼い主が姿を見せる⇒興奮してワンワン鳴く⇒鳴き止むまで待つ⇒鳴き止んだ瞬間にごほうび」というイメージで強化したほうがよいでしょう。こうすれば「騒がずにじっとすること」とごほうびとがリンクしてくれます。
ステップ4:ごほうびをランダムにする
犬が留守番に慣れてきたら、与えるごほうびと留守番時間をランダムに切り替えてみます。たとえば、「10秒留守番でごほうび」→「30秒留守番でごほうびなし」→「20秒留守番でごほうび」→「3分留守番でごほうび」→「1分留守番でごほうびなし」・・・などです。このように、ごほうびを与えるタイミングや留守番の達成時間をバラバラにして強化を行うと、連続でごほうびを与えた場合に比べ、「じっと待つ」という報酬を得るための行為を長期的に持続するようになります。これが犬のしつけの基本理論で述べた間欠強化の応用です。
【参考:子犬のへや】
〜当院概要〜
〒373-0853
群馬県太田市新井町577-8
電話番号:0276-60-1851
FAX番号:0276-60-1851