太田 さくら動物病院|犬の留守番のしつけ 1
群馬県太田市のさくら動物病院では、しつけの相談をされることがあります。特に初めて犬を飼う方は、しつけに悩みますよね。当院が見つけた、犬のしつけに役立つ情報をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
犬の留守番とは、界から飼い主がいなくなってもおとなしくしていることです。近年ではマンションやアパートなどの集合住宅でもペットを飼えるところが増えてきました。しかし、留守番のしつけが十分でなく、ひっきりなしにキャンキャン泣きわめいていては、そのうち近隣住民から苦情が来てしまいますよね。
犬の留守番のしつけの必要性
いくら犬がかわいいからといって、四六時中(しろくじちゅう)一緒にいることは現実問題として不可能です。飼い主が何らかの病気や怪我で入院する場合や、買い物に出て一時的に犬を外につないで待たせるときなど、長期的であれ短期的であれ、飼い主が犬の視界から消えるという別離状況(べつりじょうきょう)は必ず発生します。しかしそのたびごとに犬がギャンギャン鳴いていたのではご近所迷惑になります。
また、留守中に犬が破壊したものの金銭的な負担や「嫌がらせでやっているのではないか?」という感情的な怒りが、ペットの飼育放棄という最悪の形に行き着かないためにも、「留守番」のしつけは絶対に必要です。
犬の留守番のしつけ 〜基本方針〜
してほしい行動
⇒飼い主が視界から消えても、犬が落ち着いている
してほしくない行動
⇒飼い主が視界から消えると、犬が落ち着きを無くす
してほしい行動と快(ごほうび)、してほしくない行動と不快(おしおき)を結びつけるのがしつけの基本であり、前者を強化、後者を弱化と呼びます。
犬の留守番のしつけに際しては弱化よりも強化の方が効果的です。
これは、「飼い主がいなくなった⇒ワンワン吠えた⇒大きな物音で不快感を与えた」という形で負の強化をしてしまうと、犬は「飼い主がいなくなった⇒不快な大きな音がした」と学習してしまう危険性があるためです。結果として飼い主が出かける用意を始めると「怖いから行かないで!」と要求して逆にワンワン吠え立ててしまいます。
ですから犬が誤解してしまうような正の弱化ではなく、飼い主が犬の視界から消えても犬が落ち着いていた瞬間におやつなどの快を与えるという正の強化で留守番をしつけるのが基本方針となります。
【参考:子犬のへや】
〜当院概要〜
〒373-0853
群馬県太田市新井町577-8
電話番号:0276-60-1851
FAX番号:0276-60-1851