太田 さくら動物病院|犬のトイレのしつけ 2
太田市のさくら動物病院では、しつけの相談をされることがあります。特に初めて犬を飼う方は、しつけに悩みますよね。当院が見つけた、犬のしつけに役立つ情報をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
犬のトイレのしつけ 〜実践〜
犬のトイレのしつけにおいては、以下の3つのことを準備します。
@ごほうびを用意する
おやつ、おもちゃ、撫でるなど
A指示語を統一する
犬のトイレを促すのに指示語が必要です。
ご家族全員でしつけを行う場合、指示語を統一しましょう。
B所定のトイレを決める
犬が用を足す所定のトイレを決めましょう。
しつけのステップ
犬のトイレのしつけを実践するにあたっては、以下の5ステップに沿って行います
@ステップ1:犬の便意を読み取る
まず犬の便意を読み取る訓練をしましょう。犬が便意を催しやすいのは、寝起き・ご飯後・運動後です。このタイミングを見計らって犬を観察してみましょう。犬が便意を催すと、以下のようなトイレサインを見せます。
・そわそわ落ち着かなくなる
・後ろ足がぎこちなくなる
・しきりに自分のお尻を気にする
・床のにおいをくんくん嗅ぎまわる
こうしたしぐさはトイレを探している前兆ですので、飼い主は犬の便意のサインを見逃さないようにします。
Aステップ2:トイレに合わせて指示語を聞かせる
犬の便意を読み取ったら、犬を所定のトイレに連れて行きましょう。そこで用を足し始めたら、飼い主は決めておいた指示語を犬に聞かせます。そうするとの頭の中では「用を足す」という行為と「ワンツーワンツー」という音声的な情報が結びついていきます。
Bステップ3:うまくできたらごほうびを与える
犬が所定のトイレで用を足せたら、「いいこ」などのほめ言葉と同時にごほうびを与えましょう。犬の頭の中では、「この場所で用を足すとごほうびがもらえるんだ!」と記憶されますので、積極的に所定のトイレで用を足そうとする意欲が生まれます。この時、注意していただきたい点は、トイレをした後に「よくできたねぇ!じゃあハウスに入りましょうね」などといって犬をハウスに閉じ込めてしまうと、これは犬にとっての罰(不快なこと)になる可能性があります。結果として「トイレで用を足すと閉じ込められて面白くないや!」と記憶し、逆にトイレでの排便を拒むようになりますので気をつけましょう。
Cトイレに失敗した時の対処法
犬がトイレに失敗した時の飼い主の態度は非常に重要です。よくある間違いは「あらー何やってるの!ここじゃないでしょう!!」などと高い大きな声を出してしまうことです。犬にとっては「あ!飼い主さんが喜んでくれてるな!もっといろんな所でおしっこしてみよう!」となります。つまりトイレ以外の場所で用を足すことに対して「正の強化」を行っているのです。また飼い主が粗相(そそう)の処理している姿を見せてもいけません。なぜなら「あそこでおしっこをしたら、飼い主さんが来てくれるんだな。ようし!いろんな所でおしっこをして飼い主さんに構ってもらおう!」となってしまう可能性があるからです。
正しい対処法はこうです。もし犬がトイレ以外の場所に粗相をしてしまったら、飼い主はまず犬をその場所から隔離(かくり)します。 犬から見られない状況になったら、汚れた場所をタオルやペットシーツなど吸水性のあるもので拭いたり、うんちを取り除くなどします。 そして忘れずに、その場所に消臭スプレーを掛けておきます。 なぜなら犬は自分のおしっこやうんちの匂いのある場所に、再び用を足そうとする習性があるからです。再犯を予防するためには匂いを消す必要があります。
Dサークルを外してみる
犬が所定のトイレで用を足すことを覚えたら、ペットシーツを囲っていたサークルを外してみましょう(室内犬の場合)。自分から自発的にトイレで用を足すようになったら合格です。
【参考:子犬のへや】
〜当院概要〜
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