太田 さくら動物病院|犬のアイコンタクトのしつけ
太田市のさくら動物病院では、しつけの相談をされることがあります。特に初めて犬を飼う方は、しつけに悩みますよね。当院が見つけた、犬のしつけに役立つ情報をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
犬のアイコンタクトのしつけ
ペットを飼い主に注目させるアイコンタクトは、まず最初に教えなければならない基本のしつけです。 ペットの名前を呼んだらいつでもどこでも行動を中断し、飼い主の目に注目するようにしつけるのが最終目標(さいしゅうもくひょう)となります。
犬のアイコンタクトのしつけの必要性
アイコンタクトには、犬を事故やアクシデントから遠ざけるという効果があります。例えば、犬がドッグランで興奮して他の犬を追い掛け回しそうになったときや、知らない人(飼い主の友人など)がやってきて、不安になって吠え立てたときなどに、このしつけが効力を発揮(はっき)するでしょう。
また、アイコンタクトは飼い主と犬の上下関係をはっきりさせるという意味もあります。なぜなら犬には「リーダーは注目される存在/メンバーはリーダーに注目する存在」という暗黙(あんもく)の判断基準がありますので、アイコンタクトで犬が飼い主に注目する度に「飼い主=リーダー」という上下関係を犬が自然に学習してくれるのです。
犬のアイコンタクトのしつけの基本方針
犬のアイコンタクトのしつけに際して、飼い主まずは以下のことを念頭に置きます。
 ◇してほしい行動
  ペットの名前を呼んだら、飼い主の目を見つめること
 ◇してほしくない行動
  ペットの名前を呼んでも、反応しないこと
してほしい行動と快(ごほうび)、してほしくない行動と不快(おしおき)を結びつけるのがしつけの基本であり、前者を強化、 後者を弱化と呼ぶことは犬のしつけの基本理論に情報があります。これを踏まえてアイコンタクトをしつける場合を考えて見ましょう。
 ◇強化
  「名前を読んだら目を見つめる」という行動をとった瞬間に快を与える
 ◇弱化
  「名前を呼んでも反応しない」と不快を結びつける
犬のアイコンタクトのしつけに際しては正の強化を基本方針として行います。たとえば「名前を呼んだ⇒反応しなかった⇒大きな物音で不快感を与えた」という形で正の弱化をしてしまうと、犬は「名前を呼ばれた⇒不快な大きな音がした」と学習してしまう危険性があります。これでは逆に名前を呼んだら犬が怖がってどこかに隠れてしまいます。
ですから犬が誤解してしまうような正の弱化ではなく、飼い主の目を見つめた瞬間におやつなどの快を与えるという正の強化でアイコンタクトをしつけるのが基本方針となります。
【参考:子犬のへや】
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