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太田 さくら動物病院|犬のしつけは褒めるが基本

太田市のさくら動物病院では、しつけの相談をされることがあります。特に初めて犬を飼う方は、しつけに悩みますよね。当院が見つけた、犬のしつけに役立つ情報をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

おでかけ犬のしつけは褒めるが基本
犬にしつけをする場合、つまり犬にある一定の行動を学習させる場合、理論的には快を与える方法と不快を与える方法があります。しかし結論から言うと、犬のしつけは褒めて育てるが基本です。

 

盲導犬訓練士として名高い多和田悟さんは、仕事を始めた当初、候補犬を厳しくしつけたといいます。結果、盲導犬としての基本的なタスクはできるようになりましたが、実地に出た途端、「使えない」というクレームが入ったそうです。理由は、「トレーナーの元では素直だが、実際の利用者の元ではわがままになり、ちっとも言うことを聞かない」というものでした。このように、犬自身が行動を楽しいと感じていなければ、たとえ一時的に行動を記憶させることができても、そこに永続性はなく、そのうち元に戻ってしまうのです。こうした経験を機に、多和田さんは犬をほめて育てる方針に切り替え、以後、数多くの優秀な盲導犬を世に放ってきました。こうした体験談以外にも、犬をほめて育てることの正当性は、実験によって確認されています。具体的には以下です。

 

 

おでかけ犬を褒めてしつけた場合
2004年、エリー・ハイビーらがイギリスで行った調査では、364人の飼い主に対し、トイレ、来い、放せ、など基本的な7つのしつけをどのように教えたかをたずねました。回答者の内、主に罰を用いてしつけた飼い主は、66%が言葉で叱り、12%が体罰を使ったとのこと。一方、主にごほうびを用いてしつけた飼い主は、60%が言葉でほめ、51%が食べ物を与えたそうです。
結果、ごほうびを利用した飼い主は、罰を利用した飼い主より、犬が素直で従順だと答えているのに対し、体罰を用いた飼い主は、ヒトや犬に吠える、おびえる、分離不安など、飼い犬に問題行動が多くみられると回答しました。

 

 

【参考:子犬のへや】

 

 

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