太田 さくら動物病院|ご褒美と罰の与え方
太田市のさくら動物病院では、しつけの相談をされることがあります。特に初めて犬を飼う方は、しつけに悩みますよね。当院が見つけた、犬のしつけに役立つ情報をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ご褒美と罰の与え方
犬に対して快を与えるもの(ごほうび)と不快を与えるもの(罰)が何であるかは理解しました。では具体的に犬にごほうびや罰を与える際に一体どのようなポイントに注意すればよいのでしょうか?
犬を焦らせておく
ごほうびのもつ効果を最大限に引き出すためには、事前に犬をじらせておく必要があります。スコットとフラーの研究(1965)によると、バセンジーの子犬よりも、ビーグルの子犬のほうが食べ物に対する執着が強く、動機付けされやすいといいます。この事実は、ごほうびに対する感じ方には犬種間である程度差があり、中にはあまりごほうびに反応しない種類もいるということを示唆します。しかし、おやつ、おもちゃ、遊び、ふれあいなど、犬が好きな刺激を、なるべく前の段階で禁欲させて欲求を高めておけば、リアクションの薄い犬に対しても、ごほうびが威力を発揮しやすくなるはずです。つまりしつけがしやすくなるという意味です。ただし、あまりにも長時間犬に禁欲を強いてしまうと、「ヤーキーズ・ドッドソンの法則」にのっとり、ごほうびに対する欲求が高まりすぎて、逆にしつけ効果が減少してしまうことが考えられます。ですから禁欲期間は、犬の集中力を観察しつつ、24時間程度を上限としたほうがよいでしょう。
一つの行動と快・不快を同居させないこと
一つの行動には快か不快のどちらか一方だけを結びつけるように注意します。なぜなら、単純に犬が混乱するからです。例を出しましょう。
【例】
ある家族で犬が飼われていました。ある日犬は家族の一員である女の子のベッドで寝ていたら、女の子がやってきて体をやさしく撫で、添い寝をしてくれました。次の日、お母さんのベッドで休んでいました。そしたらお母さんがやってきて、いきなり大声で怒られました。
この場合「ベッドに上がる」という行動の中に、快(なでて添い寝してもらう)と不快(大声で怒鳴られる)の両方が同居しています。これでは犬が混乱しどうしていいのか分かりません。
ポイントは一つの行動には快か不快のどちらか一方だけを結びつけるようにするという点です。よくあるのは、あるときは「ジョン!よくやった!」とほめたのに、あるときは「ジョン!ダメじゃないか!」と叱ってしまうことです。犬の立場からすると、自分の名前が呼ばれたらほめられるのか叱られるのか、はたまた飼い主の元に行っていいのか悪いのかが分からなくなってしまいます。
【参考:子犬のへや】
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