群馬県太田市 さくら動物病院|犬のオペラント条件付け
群馬県太田市 さくら動物病院では、しつけの相談をされることがあります。特に初めて犬を飼う方は、しつけに悩みますよね。当院が見つけた、犬のしつけに役立つ情報をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
オペラント条件付け
オペラント条件付けとは、行動とその結果の関連性を学習することです。具体的には、ある行動をした結果、自分にとって良いことが生じると、以後その行動に対して積極的になり、逆にある行動をした結果、自分にとって良くないことが生じると、以後その行動に対して消極的になったりする現象のことをさします。
以下が例です。
【黒板に落書きをした】⇒【先生に怒られた】⇒【以後、落書きをしなくなる】
犬に置き換えると
【お手の号令】⇒【お手をした】⇒【褒めてもらえた/オヤツをもらえた】⇒【お手の号令で、きちんとお手をする】
上記の黒板の落書きの例は、行動に対して消極的になっていますが、この現象を行動の「弱化(もしくは罰)」といいます。逆に犬に置き換えた例は、行動に積極的になっています。この現象を行動の「強化」といいます。また、行動を消極的にした原因を嫌悪刺激(または罰子)、行動を積極的にした原因を「強化刺激」(または強化子)といいます。
オペラント条件付け・4つのタイプ
◇正の強化
ご褒美を提示して犬の行動が増えること
◇正の弱化
お仕置きをすることで犬の行動が減ること
◇負の強化
お仕置きを取り除くことで、犬の行動が増えること
◇負の強化
ご褒美を取り除くことで、犬の行動が減ること
上記の表現中、「正の」とは強化刺激や嫌悪刺激が提示されることを指し、「負の」とは取り除かれることを指します。また、この行動の頻度をオペラント水準ともいいますが、「強化」といったときは行動頻度が高まること(すなわちオペラント水準が上がること)を意味し、逆に「弱化」といったときは行動頻度が低くなること(オペラント水準が下がること)を意味します。
【参考:子犬のへや】
〜当院概要〜
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