太田 さくら動物病院|猫の耳かきの必要性
太田市さくら動物病院では、猫のケアの仕方についてよく質問を受けます。特に初めて猫を飼う方は、分からないことも多いですよね。当院がオススメの、猫のための情報サイトから、色々な知識をご紹介いたします。
猫の耳かきの必要性
基本的に猫の耳はきれいですが、体質的に耳の脂分が多く、耳垢がたまりやすい猫もいます。余りにも放置すると外耳炎の原因にもなりかねませんので、肉眼で確認できるような汚れや耳垢がある場合は耳掃除が必要となるでしょう。耳掃除は10日に1回程度行うのが一つの目安です。また、解剖学的に スコティッシュフォールドの耳は通気性が悪く雑菌が繁殖しやすいので、飼い主は頻繁に耳のチェックを行うようにしましょう。
豆知識:耳垢の抗菌作用
人間の耳の中を内視鏡で見てみると、耳垢が溜まっているのは入り口から1cm付近の細かい毛の部分だけで、そこから奥の鼓膜周辺には耳垢が一切ありません。そもそも耳あかの正体は、鼓膜の中心から新しく出来た耳の皮膚が、新陳代謝のために入り口へと移動して剥がれ落ちたものが、耳の入り口付近にある耳垢腺(じこうせん)と皮脂腺(ひしせん)の分泌物と混じったものと考えられています。ですから必然的に、耳あかが溜まるのは入り口から1cm程度の入り口近辺に限られるのです。
さらに、黄色ブドウ球菌のいる培地の中心に耳あかを置いて24時間培養すると、耳あか周囲の菌が繁殖しなくなるというデータがありますが、これは、耳あかが含んでいる「リゾチーム」という抗菌力の高い物質が、菌の繁殖を妨げているためだと言われています。
「耳あか」・「耳クソ」という言葉から「汚い!⇒掃除しよう!」と連想してしまいますが、耳あかの取りすぎは体に良くなく、耳掃除は1ヶ月に1度程度で充分と言う研究者もいるくらいです。なお、耳の奥を綿棒で掃除することは、「気持ちいい」ということ意外、医学的には何の意味もないそうです。
【参考:子猫のへや】
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