太田 さくら動物病院|猫の体のすすぎ方・乾かし方
群馬県太田市さくら動物病院では、猫のケアの仕方についてよく質問を受けます。特に初めて猫を飼う方は、分からないことも多いですよね。当院がオススメの、猫のための情報サイトから、色々な知識をご紹介いたします。
猫の体のすすぎ方
すすぎは、耳や目にシャンプーが入らないように注意しながら、ぬるめのシャワーで洗い流します(手で触って温かいと感じる程度。熱いお湯はNG)。このとき、シャワーノズルを体に密着させるようにすると音が小さくて猫を驚かせずに済むでしょう。また、シャンプーのすすぎ不足は、時として皮膚炎の原因になります。シャンプーが地肌に残らないよう、体の上部から下部に向かって後頭部⇒背中⇒足という順で、くまなくすすいでいきましょう。なお、顔にシャワーをかけようとすると大変嫌がりますので、シャワーは首までにして下さい。
猫の体の乾かし方
すすぎが終わったら吸水性のあるタオルなどで猫の被毛を良く拭きますが、こするというよりは、タオルを押し付けて水分を吸い取るといった感じで行ってください。あらかじめタオルを2〜3枚用意しておくとよいでしょう。また、顔や指先などの細かい部分は、キッチンタオルなどの吸水性に優れた紙で拭き取るようにします。
水分がある程度取れたらドライヤーをかけながらブラッシングをして終了です。猫の耳は高音域に敏感です。ヘアドライアーを近づけると、人間には聞こえない超音波レベルの機械音を感じ取り、暴れるかもしれません。事前にドライヤーの音に慣らしておくと大変楽です。また、水分を飛ばすときには、気化熱で体温を奪われます。猫が寒がってシャンプー嫌いになってしまわないよう、あらかじめ部屋を暖めておきましょう。
ドライヤーは手で持てるハンドドライヤーと、置いたまま使えるスタンド型ドライヤーがあると使い勝手が良いです。面積の広い体幹部などはスタンド型ドライヤーを用いて大まかに乾かし、乾きにくい顔や足先などはハンドドライヤーを用いて乾かしてあげます。基本的には温風を当てますが、ドライヤーを地肌に近づけすぎるとヤケドをします。自分の手に温風を当てて熱すぎないかどうかを確認しながら、猫とドライヤーの距離を決めてください。目の中に直接ドライヤーの風が入らないように注意しながら行いましょう。嫌がるようでしたら、目を手で隠した状態で風を当てます。被毛が充分乾いたら、静電気防止用コンディショナーなどを塗りこみ、ブラッシング+コーミングで終了です。
【参考:子猫のへや】
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