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太田 さくら動物病院|猫のシャンプーの必要性

太田 さくら動物病院では、猫のケアの仕方についてよく質問を受けます。特に初めて猫を飼う方は、分からないことも多いですよね。当院がオススメの、猫のための情報サイトから、色々な知識をご紹介いたします。

 

 

おでかけ猫のシャンプーの必要性
基本的に、シャンプーをしないと死んでしまう猫というのはいません。猫をシャンプーする理由は、主として人間との共同生活において支障をきたすからです。ここでいう「支障」とは、具体的には見た目の汚さと臭いとお考え下さい。

 

 

おでかけ猫は水に濡れるのを嫌う
猫は基本的に体毛や皮膚が水に濡れることを嫌います。この性癖(せいへき)の理由は、猫の祖先と言われているリビアヤマネコ(アフリカヤマネコ)が、昼と夜の寒暖差(かんだんさ)が激しい砂漠出身だからです。ずぶ濡れのまま寒い夜を迎えると、水分が蒸発するときの気化熱(きかねつ)で体温を奪われてしまい、命取りになりかねません。ですから猫は本能的に水に濡れることを嫌うようになりました。シャンプーしようとすると、狂わんばかりの勢いで抵抗するのはそのためなんですね。

 

 

おでかけシャンプーが必要になる猫の種類
全ての猫に同じ頻度でシャンプーするわけではありません。シャンプーが必要となるのは、おもに以下に述べるような特徴を有した猫です。

 

□長毛種
 長毛種はセルフ・グルーミングが行き届かず、 汚れが目立ってしまうこともありますので、時々シャンプーが必要となるでしょう。

 

□白猫
 白い被毛を持った猫も汚れが目立ってしまうので、あまりにも汚れが目に付く場合は、時折シャンプーをしてもよいかもしれません。

 

□避妊手術をしていない猫
 去勢や避妊手術をしていない猫の場合、繁殖期に伴って「スプレー」と呼ばれる異性誘惑行為を始めます。
 これは、オスメス関わらず、自分のオシッコを周囲に撒き散らす行動ですが、この時の尿の臭いは通常の尿とは
 比較にならないくらい臭いです。ですから、不妊手術を施していない猫は、施している猫に比べて、
 特に肛門周辺の被毛が臭くなる傾向があります。こうした猫もシャンプーの必要があるでしょう。

 

シャンプーの頻度は、短毛種なら半年に一度、長毛種なら1ヶ月に一度くらいが目安とお考え下さい。もちろん、シャンプーの必要がありそうな猫でも、妊娠中だったり病気や手術のあとの入浴は控えます。また、短毛種、長毛種、毛の色に関わらず、肛門周辺の無駄毛をカットしておくと、しっぽ周辺の衛生を保ちやすくなり、シャンプーもしやすくなります。

 

 

【参考:子猫のへや】

 

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