欧州株:4日続伸、好決算とドイツ景況感で-イーオンに買い
8月13日(ブルームバーグ):13日の欧州株式 相場は上昇。指標のストックス欧州600指数は4営業日続伸し、10週間ぶり高値を付けた。予想を上回る企業決算と、ドイツ投資家信頼感の改善が手掛かりとなった。
ドイツの電力会社、イーオン は6週間ぶりの大幅上昇。1-6月利益がアナリスト予想を上回ったことが買い材料。スイスの資産運用会社GAMホールディングは約4年ぶりの大幅高。利益が3倍余り増えたことが好感された。モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行がイタリアの銀行株の上げを主導。イタリア10年債の独10年債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)が2年ぶり低水準となったことが背景にある。
ストックス欧州600指数 は前日比0.6%高の307.79と、5月28日以来の高値で引けた。年初来では10%上げている。
ベアリング・アセット・マネジメントの運用担当者、ジェームズ・バックリー氏は電話で、「投資家の関心は株主総会に集中しており、決算が予想を上回るとの見方に傾きつつある」とし、「欧州のマクロ経済データがやや良い内容なことや中国の経済統計に対する懸念が和らいだことと相まって、信頼感を多少押し上げるのに寄与した。これら全てが欧州株にとって良好な環境をつくった」と語った。
ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)がこの日発表した8月の独景況感指数は42.0と、7月の36.3から改善された。
13日の西欧市場では、ギリシャとアイスランドを除く16カ国で主要株価指数が上昇した。
原題:European Stocks Advance as German Confidence ExceedsForecasts(抜粋)
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更新日時: 2013/08/14 01:38 JST