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エンタメ
感情もしっかり描かれている ジェームズ・マカヴォイ 映画「ビトレイヤー」
■銃で撃ち合うだけの映画ではない
マカヴォイは「ただ銃で撃ち合うだけの映画ではないよ。登場人物がしっかり描かれていて、お互いの感情が絡み合って物語が進行していくんだ。悪人の行いにも正当な理由があり、リアリティーはしっかりしている。それを際立たせるためにアクションがうまく使われているだけなんだ」と、アクション映画に向けられがちな批判に対し機先を制した。
ではどんな感情表現を見てもらいたいのか。マカヴォイは「マックスが過去にスターンウッドとの戦いの中で植えつけられた恐怖心ですね。マックスは戦闘中でも、同時にずっと恐怖心と戦っているんだ」と教えてくれた。マックスは誰も手を出したがらない危険な事件に果敢に飛び込んでいき、実績を残し、どんどん出世もしていくが、スターンウッドから膝を銃撃されたのを契機に持ち前の無鉄砲さにブレーキがかかってしまったのだ。
作中には「脚本の行間を埋めるように演技の中でごく自然発生的に起きた」という“キスシーン”があり、繊細な感情表現を重んじる本作を象徴する場面ともなっている。マカヴォイは経緯をこう説明してくれた。「マックスと同僚刑事、サラ(アンドレア・ライズブロー)は恋人ではないけど、互いを信頼し、尊重している。結局2人はキスをしないけど、私たちが必要性を感じたからキスシーンに近いものが自然に生まれたんだ」。5月4日から全国公開。(高橋天地(たかくに)/SANKEI EXPRESS)
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