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全国高校演劇、北見北斗「ちょっと小噺。」が優秀賞 審査員から高い評価

(08/09 16:00)

全国で2度目の優秀賞に輝いた北見北斗高校演劇部

全国で2度目の優秀賞に輝いた北見北斗高校演劇部

 【北見】長崎市で2〜4日に開かれた第37回全国高校総合文化祭演劇部門で、北見北斗高演劇部が最優秀賞(文部科学大臣賞)に次ぐ優秀賞(文化庁長官賞)の3校に選ばれた。初出場で優秀賞に輝いた11年に続く入賞。部員らは「自分たちの力を出し切ることができた」と喜ぶ。北見北斗高を含む上位入賞4校は24、25日に東京・国立劇場で上演する。

 上演作品は「ちょっと小噺。」(ちょこばな)で、落語を題材とした創作演劇。架空の北高落語研究会を舞台にしたコメディーで、劇作家の平田オリザさんらが務めた審査員陣からも「役者の魅力が引き出されていた」と高評価を受けた。

 顧問の新井繁教諭は「他の出場校が東日本大震災や戦争といった重いテーマを扱う中、反動でたくさん笑っていただけた。本番前の地元公演に駆けつけてアドバイスしてくれた、管内の高校・中学の演劇部にも感謝したい」と話す。

 舞台を引っ張った前部長の五十嵐琢巳さん(3年)は「演じた後に『一番のびのびとできていた』と言ってもらえた。力を出し切るのが目標だったのでうれしい」と喜ぶ。1、2年生は10月の地区大会へ向けて始動。東京公演には全国高校文化祭を花道として引退した3年生も加わり、再び「ちょこばな」を熱演する。(相川康暁)

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