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湖の島に隠された千年の謎とは?


著者紹介
ジェフリー・トリーズ(Geoffrey Trease 1909〜1998)
イギリスの子どもの本の作家。児童文学についての著述家。ノッティンガムに生まれ、ジャーナリストや教師を経て、1930年代から本格的に作家活動をはじめる。歴史小説にすぐれ、ロビン・フッドを新しい視点から再話した『貴族たちに向ける矢』や、『反乱のいとぐち』などの作品がある。また、児童文学の評論として『課外の読みもの』などもあり、89年の生涯のなかで130冊をこえる著作をのこした。日本では、本書のほか、続編の『黒旗山のなぞ』が紹介されている。
リチャード・ケネディ(Richard Kennedy 1910〜1989)
イギリスの挿絵画家。ケンブリッジに生まれる。絵は独学に近く、線画が特徴。水彩画も多数手がけた。生涯に200冊以上の本に挿絵を描き、代表作のひとつにファージョン作『リンゴ畑のマーティン・ピピン』(岩波書店刊)がある。
多賀京子(たが きょうこ)
1955年、岡山県に生まれる。上智大学外国語学部フランス語学科卒業。絵本・児童文学の翻訳家。図書館や小学校で昔話を語る活動もしている。訳書に『あかいことりとライオン』『水晶玉と伝説の剣』(以上、徳間書店)などがある。
編集担当からのメッセージ
 作者ジェフリー・トリーズは、第2次世界大戦の直後、イギリスの湖水地方の学校を訪れたとき、少女たちに、「わたしたちは、寄宿舎じゃなくて、ふつうの学校に通っている子どもたちのお話が読みたいんです」といわれ、この本を構想したそうです。平凡な日常生活のすぐ隣にすばらしい冒険がある−−歴史小説の書き手だったトリーズは、その「冒険」の中身に、湖の小島に埋もれた千年前の僧院の宝物を発見するという、どきどきするような歴史的事件をあたえました。
  作家志望の少年ビルの回想、という形で語りすすめられるこの物語は、ビル兄妹が湖のそばの山荘に引っ越してきてから、親友ティムとペニーに出会い、地主のアルフレッド卿とたたかい、夜明けの小島でついに宝物を掘り出すまで、息をもつがせません。
  原作は1949年刊ですから、公衆電話のかけ方から教育制度にいたるまで、今のイギリスとはちょっと違ってもいるのですが、「冒険」のすばらしさは変わりありません。このたびの新訳でふたたび子どもたちがこの物語に出会ってほしいと願っています。
くわしい内容紹介
 ぼくはグラマースクールに通うビル。湖のそばの山荘に引っ越してきた翌朝、見つけたボートで妹のスーザンと湖に浮かぶ小島にこぎ出した。ところが待っていたのは、島の持ち主アルフレッド卿の「あの湖はボート禁止だ」の一言。島には何が隠されているのだろう。
  ぼくらは、新しく親友となった同級生のティムとペニーを仲間に<旗の湖のなぞ>を追いかける。そしてついに埋もれた千年前の僧院の宝物を発見した……。
  日常生活のすぐ隣にすばらしい冒険があることを語ったジェフリー・トリーズのこの傑作は、1949年にイギリスで初版が出て以来、「ふつうの学校生活を送っている子どもたち」を主人公に、たくさんの子どもたちに愛されてきました。日本での訳は1950年代にすでに刊行されていますが(1969年と90年に改訂版も出ています)、「もう一度図書館におきたい本」として図書館員の方々の熱い要望を受け、福音館文庫での新訳登場となりました。


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