水谷豊、成宮寛貴【拡大】
2000年のシリーズ開始から13年。“国民的刑事”に進化した「相棒」が未知の扉を開く!
来年のゴールデンウイーク公開を目指す新作映画は「相棒-劇場版III-」(和泉聖治監督)。08年5月に初映画化され、これまでスピンオフを含め4作が製作された。水谷演じる警視庁特命係、杉下右京ら相棒コンビが活躍する“本編”は10年12月の「II」以来、3年半ぶりの公開だ。
また映画公開に先立ち、今年10月からテレ朝系でドラマ「相棒season12」(水曜後9・0)がスタートすることも決定。「-11」から3代目相棒、甲斐享役で加入した成宮にとって、初の劇場版出演&2シーズン目突入となる。
「III」では映画ならではのスケール感がアップ。最初の作品では東京のマラソン大会、「II」では警視庁が舞台だったが、今回は都心から300キロ南下した太平洋の絶海に浮かぶ孤島で事件が起きる。
ドラマを立ち上げた同局・松本基弘ゼネラルプロデューサー(GP)は「“名探偵”右京の原点に返り、映画のスケール感を求めた結果、孤島という“巨大な密室”で謎を解く物語になった」と説明。映画ではドラマの『11』と『12』の間に起きた知られざる大事件を描き、相棒コンビの関係性もより深く分かる内容だ。
無人に近い孤島を表現するため、先月16日からシリーズ初の沖縄ロケでクランクイン。ジャングルや、がけでの撮影に臨んだ成宮は「相棒映画に“相棒”として出演でき感無量です。ヘリコプター、船の撮影と、映画はもっとスケールが大きかった」と興奮する。
水谷も劇場版第3弾に「こんなことがあるんだと、すごくうれしかった」と感激。ドラマでも“再会”する新相棒について「成(ナリ)とも2シーズン目に突入し、相棒としての関係がまたちょっと違う世界に」と語り、「われわれ、期待に応えますよ」。右京に負けず不敵にほほえんだ。
(紙面から)