静岡県内・県外の政治経済ニュースに一言

天野進吾のコラム

2013年06月

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惨敗の軌跡は候補擁立時に始まった。

 今、新聞では様々な角度から、今回の「知事選」について検証されている処であります。そうした中、本日、自民党県連の選挙後、最初の議員総会が開かれます。恐らく、報道関係者は「ここぞとばかり」と参集されることでしょう。
 実は昨日、党静岡市支部の定期大会が開催され、その席上、剣持支部長からは県連執行部に対し、激しい怒りの言葉が綴られ、その内容については今朝の静岡新聞に掲載されている処です。即ち「惨敗の総括と責任」を県連執行部に求めたのでした。その主張は市民直結の立場を受け持つ市町支部の当然の怒りでもあり、理解する処であります。
 しかし、5月にバトンを受けた現執行部にその責任を求めるには時系列的にも無理があると考えます。ここでの「論議と反省」は先ずは「惨敗の総括」に重点が置かれるべきでしょう。その上で、「県民の代表たる議員と党の責任ある立場」から執るべき「方向と路線」が決まってくるものと私は考えます。

2013/06/20

新聞の片隅から・・・山本太郎氏、参院に

 2年前でしたか、私の本会議一般質問の中でも、俳優「山本太郎」の「為にする原発反対」理論に反駁(はんばく)したことを覚えております。
 同時にその際、恐らくは山本太郎氏、俳優業を諦め、参議院選挙にでも出馬するのではないかと想像しましたが、本日の新聞記事で合点が行ったのでした。しかも、報道によれば、嘗ては右翼とも思われた小沢一郎氏が支援するとのこと、誠に持って「変わり身の早さ」に驚くばかりであります。さぞかし冥土に在籍の「田中角栄」親分の落胆は如何許りかとお察し致します。
 当時の山本太郎氏は週刊誌の寵児となって、原発反対の旗手となって、八面六臂の活躍を見せていました。
 結局、俳優業に見切りしての転向と思われますが、これまた「ブルータス、お前もか」

2013/06/18

川勝知事「自民と修復」・・・

 たった今、静岡新聞の夕刊が届けられました。
 その一面には、昨日の知事選の余韻を伝えるかのように、大活字のゴシック体で、タイトルに掲げた川勝知事の言葉「自民と修復」が踊っておりました。
 畢竟(ひっきょう)私が期待する処、この僅かな言葉が全てを物語っております。
 これまでの川勝知事の姿勢が、そして自民党の賢くない応対が、結果として知事選の候補者擁立に至ったものと敢えて苦言を申し上げておきます。
 「修復のために」どうぞ、僅かな時間であれ、自民党議員団室にお遊び下さい。そして時間が許せば県民のために会話であれ、討論であれ、気軽に問答しようではありませんか。そのことが必ず「県民に納得される県政」の構築に繋がるものと考えます。

2013/06/17

県知事選挙「惨敗」の原因はどこにある。

 昨夜の開票速報を見ながら、選挙期間中の市民の感覚からも「厳しい」とは予測してはいましたが、まさかの「トリプルスコアー」には愕然とした処です。
 しかし、正直云って、今更ながら腑に落ちない点は、どうして「候補者・広瀬一郎」が誕生したかであります。
 4月初め、時間が切迫し最早、自民党候補の擁立は不可能と考えてきたその最終局面にあって、具体的説明もなしに議員総会が開催され、その場で広瀬氏が候補として挨拶、殆どの議員はただ「?」のまま、待ったなしの準備に翻弄されていきました。
 何処で、誰が、どの様な説明で広瀬氏を説得したのか、実は今なお殆どの関係者には知らされておりません。
 

2013/06/17

「千金を失っても、一坪の土地は失うな」

 昨日に続いて、世界からの嫌われ者「中国」の思想について、考えてみましょう。
 近年、中国は帰属に曖昧な島々はもとより、モンゴル、チベット、トルキスタンなど弱小諸国にいちゃもんをつけて、紛争を続けています。
 東シナ海の「尖閣列島」、南シナ海の「西沙諸島」なども、「タイトル」に書いた土地神話がその思想の基本であり、それ故に紛争やゴタゴタが絶えないのであります。
 それも71年に「大陸棚に膨大な石油が眠っている」との国連アジア極東経済委員会の報告を契機として、中国政府は尖閣を自国領と云い出したのでした。しかし、早くからこの尖閣諸島は無人の為に我が国が「先占」(民法上無主の動産物を所有の意志を以って占有すること)、これに対し中国からの異議の申し立てはなかったところでした。
 今では自国の地図にも掲載されていなかったこの「極小の島々」を軍隊をもって奪回しようとするその我儘を我が国はこれを放置してはいけません。
 嘗ての「米ソ」問題は、近々「米中」問題に転化していくものと考えます。
 そうした時代背景を考えても、この度の「日米の電話」会議は将来に繋がる貴重な勇気を日本にもたらしたものと私は考えます。

2013/06/15

ホッとさせる「オバマ大統領」の姿勢

 先週行われた米中会談の中身について、今朝の新聞・テレビは一様に歓迎の方向で報道しておりました。
 習金平主席の「我田引水」の論理はその折にも、聞いてはいましたが、大統領の主席に対する返事は曖昧模糊としてよく判りませんでした。今朝の報道で安倍総理との電話会談でも、「同盟国が脅迫される事を絶対受け入れない」と中国の対日姿勢を真っ向に批判したとのこであります。
 習金平主席の気持ちとしては、超高速での高齢社会化、比較できない貧富の差、都市と農村部の社会資本の段差、更には「共産党」の内部に巣食う汚職の実態など、将に一歩誤れば内部崩壊すら想定できる今の国家形態ですから、ひたすら「悪いはあいつ」の目眩(くら)ましを続けざるを得ないのであります。
 だからこそ、アメリカは放すことのできない友好国、民主党の無責任、そして亡国的対応は絶対にあってはなりません。

2013/06/14

「福祉の充実」に努力する人々の心。

 「何!」福祉問題に言及したことのない私のホームページに、その「タイトルは何!」と思われるでしょう。
 過日、静岡新聞夕刊の「窓辺」に掲載された「でらーと施設長」小林不二也さんの「在宅重症児(者)支援ネットワーク」を拝読し、その中の言葉に強く共鳴したので、以下、その思いを著わしておきます。
 重度心身障害児者の苦悩は、嘗て市長を経験した折に、十分に知らされ、一緒になって努力させていただきました。その時の経験からも小林さんの文章の中に綴られている言葉、「これらの動きは何故できたか?真剣に取り組んだ行政と課題を共有した多くの関係者が協力したからに他ならない。『大きな予算が使われた訳ではない』とあります。
 将に氏の云う通り、担当する関係者の情熱こそがあらゆる環境を構築していくものとの言葉に共感いたしました。
 「金があっての物種」と考える現代社会の中で、担当する職員の心は何より大事かと存じます。県行政に係る私として小林さんの心を現場に伝えていきたいと存じます。
 重度心身障害児者への行政課題は限りなく続くでしょうが、関係者の一層の踏ん張りに期待します。

2013/06/13

「道州制」の5年案は撤回

 自民党が今国会に提出を目指していた「道州制推進法案」が引っ込められたと新聞に掲載されております。
 以前からこのコラムでも「道州制反対」を鮮明にしてきた私には「どうせ、無理な事」と高を括(くく)ってきましたので、今更に喜ぶに値しませんが、自民党が「日本維新の会」の軽薄な提案に、「ねじれ」解消の手立てとして、橋下代表が提案する「道州制」に迎合してきた点については甚だ残念に思います。
 「一票の格差是正」すら儘ならない政治機構のなかで、「革命」とも云えるこの道州制の採用は「日本型民主主義」が継続する限り、所詮無理でしょう。
 さて、県庁所在地に胡坐(あぐら)する静岡市は今、人口は減少、都市の活力もまた確実に衰微しております。この上に「道州制」が施行されれば、一挙に倒産の憂き目に至るでしょう。
 施行されれば、県庁はもとより存在しません。県の外郭団体も廃止、更には法務局・裁判所など国の関係機関も廃止、その上、上場企業の支店、営業所もこの街から消えて行くでしょう。これだけで何万人の職場が消えるでしょうか。それによって本市中心部が空洞化し、壊滅していくことは火を見るよりも明らかです。だから、私は真っ向、「道州制」に反対しているのです。

2013/06/11

遂にやった「表純子」

 タイトルの「表(おもて))純子」と書いても殆どの方はご存知ないでしょう。『プロゴルファ―』です、凡そ美人で可愛い若手選手がひしめく女子プロの中にあって、表選手は1m59㎝、体重65㎏ですから、所謂人気タレント選手ではありません。寧ろ私の知人は「あの蟹股、何とかならないか」と云う始末、時にテレビに映る時、「あれ?女子プロ?」と陰口があちらこちらから聞こえて来ます。
 そんな「表純子」を私は片隅から応援して来ました。切っ掛けは県内のゴルフクラブに所属して「プロ」になったことから、今に引き続いております。
 昨日の朝、午後のテレビ番組を探しましたが、「ヨネックス・レディ―ス」の放映は在りませんでした。更に今朝は「新聞の休刊日」、最終日までトップを走っていたことから、「なんとか、優勝を」と期待していた処、早朝のテレビニュースで「表・優勝」を知ったのでした。
 旦那をキャデーに「のしのし」歩くあの表純子が18番グリーン上で固く抱擁、そして人目も憚らず「キス」するシーンは多くのゴルフファンにも好感を以って受け入れらたことでしょう。

2013/06/10

投票日1週間前になりました。

 今朝の静岡新聞には愈々押し迫った県知事選挙の世論調査が掲載されておりました。
 「川勝氏優勢、追う広瀬氏」と新聞社の世論調査の結果をもとに、ゴシック体の大活字が概要を伝えておりました。
 勿論、この「厳しい見出し」に疑問を抱く選挙関係者はいない処でしょうが、残り僅かな日々を「反転攻勢」と目論む広瀬陣営には、誠に厳しい調査結果であり、新聞記事でした。
 特に我が党執行部が期待していた「公明・維新」の支持層が、逆に川勝候補に厚いとの調査結果は今となっては「予想外」と映るでありましょう。
 投票先を未だ決めていないとの回答は「29%」とありますが、逆に71%の方が決めている事が私には「不思議」でなりません。最終投票率は恐らく60%を割る事になるでしょう。自民党に残された選挙対策はその投票率の向上と同一路線にあると私には思えますが・・・。

2013/06/09

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