老夫婦倒れ妻死亡 熱中症か 東京8月13日 14時47分
東京・港区の住宅の室内で12日、お年寄りの夫婦が倒れているのが見つかり、このうち78歳の妻が熱中症とみられる症状で死亡しました。
住宅の2階からは、妻が介護をしていた89歳の親戚の男性も死亡しているのが見つかり、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
12日夕方、東京・港区高輪の住宅の1階で、この住宅に住む87歳の夫と78歳の妻が倒れているのが見つかりました。
警視庁で調べたところ、室内の状態から夫婦はいずれも熱中症とみられ、病院に運ばれましたが、このうち妻は死亡しました。
夫は命に別状はありませんが、入院して手当てを受けています。
また、この住宅の2階には、夫婦と同居していた夫の89歳の兄が、ベットの上で死亡しているのが見つかりました。
室内にエアコンはありましたが使われておらず、熱中症の可能性もあるとみられています。
また、死後1週間から10日ほどたっていたということです。
警視庁によりますと、この住宅では以前から、亡くなった妻が、認知症の夫と足腰が悪い夫の兄を介護していたということですが、今月3日には妻自身も認知症の疑いで病院で診察を受けていたということです。
警視庁は、妻と、夫の兄が死亡した詳しいいきさつを調べています。
雨戸閉めきられていた
2人が死亡した住宅の近くに住む80代の女性は、「おとといかきのうくらいから、住宅の雨戸が閉め切られた状態だったので、ちょっとおかしいなと思っていました。
亡くなったと聞いて驚きましたが、自分もエアコンをつけたり窓を開けたりと気をつけなければならないと思いました」と話していました。
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