網走湖しじみ異臭問題で調査08月12日 13時23分
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道内最大のしじみの産地、網走湖で水揚げされたしじみから異臭が確認され、漁を中断している問題で、再開の時期を検討するため、地元の漁協などがしじみの調査を行いました。
先月、網走湖のしじみからカビのような臭いが確認された問題では、臭いのもととなる物質が高い濃度で含まれていたものの、この物質による健康への影響は、これまで全国で確認されていないことがわかっています。
網走湖では11日と12日の2日間、西網走漁協の関係者などが中断している漁の再開時期を検討するための調査を行い、「じょれん」と呼ばれる鉄の爪がついたかごで砂の中からしじみを掘り出していきました。
そして砂出しをしたあとみそ汁にして試食し、味や臭いに問題が無いかを確認していました。
西網走漁協の清野一幸理事は「休漁を始めた当時と比べるとカビの臭いはしなくなった。網走湖産のしじみを支持してくれる消費者のためにも、調査を継続して再開につなげたい」と話していました。調査の結果は、13日、漁協や道などで作る対策協議会で報告されることになっています。