ナマコ密漁「犯行は計画的」08月12日 20時55分
7003609441_20130812205904.mp4
ことし6月、道北の枝幸町でナマコおよそ1トンが密漁された事件の裁判が旭川市で開かれ、検察は「犯行は組織的で計画性が高く悪質である」と指摘しグループのリーダー格とみられる男に懲役1年を求刑しました。
旭川市の無職、名達交紀被告(46)ら男5人のグループは、ことし6月、枝幸町沿岸のオホーツク海で仲間とともにナマコおよそ1トンを密猟したとして漁業法違反などの罪に問われています。
旭川地方裁判所で12日から始まった裁判で名達被告ら5人は起訴された内容についてそれぞれ「間違いありません」と述べ全面的に認めました。
このあと検察側は、「犯行は組織的で計画性が高く悪質である」と指摘したうえで、名達被告について「密漁を指示しナマコの売却先と交渉を進めるなど、リーダー的な立場で役割は大きく、酌量すべき点もない」と述べて懲役1年を求刑しました。
またほかの4人のうち3人に懲役6か月を求刑したほか、残る1人については覚醒剤を使用していた罪も加えて懲役3年を求刑しました。
判決は来月6日に言い渡されます。