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【社会】

「暑さ日本一」奪われ 熊谷市長「今後は対策日本一」目指す

2013年8月13日 10時52分

熊谷市が暑さ日本一になった2007年以来、夏の名物になっている手動式大温度計=埼玉県熊谷市の八木橋百貨店前で

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 「いつかは抜かれるとは思っていたが…」。埼玉県熊谷市の富岡清市長は十二日、国内の最高気温観測地の座を高知県四万十(しまんと)市に奪われたことにショックを隠さず「一位は一つのステータスだっただけに、さみしい」と語った。今後は「暑さ日本一」から「暑さ対策日本一」の街づくりに全力を傾けるという。

 市内の公園の水辺で息子の馨士(けいし)ちゃん(1つ)を遊ばせていた同市末広の主婦三田明子さん(30)も「えっ、二位になったんですか。暑いこと以外に特徴がない街だから、さみしいニュースですね」と残念そうだった。

 四〇・九度が観測された二〇〇七年に設置された八木橋百貨店前の大温度計。その傍らではインターネットの動画サイトが前日からライブ中継をしており、十二日は約八万七千人が視聴したという。サイトには「熊谷が負けてしまった」「首位を奪還してくれ」などのコメントが寄せられたという。 (花井勝規)

(東京新聞)

 

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