松岡充（左）と豊田和貴

　４月に活動休止を発表したロックバンド「ＳＯＰＨＩＡ（ソフィア）」が１２日、東京・日本武道館“ラスト・ライブ”を行った。

　３月から全国２０か所、３３公演を行ったライブツアー「ＳＯＰＨＩＡ　ＴＯＵＲ２０１３　未来大人宣言」もこの日が最終日。活動休止前最後のライブとなる武道館には、１万２０００人のファンがソフィアの代表曲のタイトルであり、バンドを象徴する花・ひまわりを持って詰めかけた。ソフィアも「ヒマワリ」「街」など全２８曲を全力で演奏した。

　メンバーそれぞれが音楽を見つめ直す時間を持ちたいとの思いから、活動休止を決めた。解散ではない。この日が誕生日のボーカル・松岡充（４２）は公演前に取材に応じ「終わって２～３日たつとジワジワくると思う。何でも節目はあります。１回目の卒業式という感じです」。

　１９９４年にバンドを結成したソフィアは来年、結成２０周年を迎える予定だった。それを目前にして活動休止ということになったのだが、松岡は「１９年間走り続けてきたところがあった。（再活動する時に）２０周年を新たな気持ちで迎えられるんじゃないか」と語った。

　２０１０年にはキーボードの都啓一（４１）が悪性リンパ腫という重い病魔に冒されるという悪夢もあったが、見事に復活を果たしたソフィア。休止期間は未定だが、早くも復活の日が待たれるばかりだ。