760:本当にあった怖い名無し:2012/04/28(土) 14:22:25.76 ID:EslI8aWNO
路地
じゃあここいらで一つ


一ヶ月程前の話になる
近所にコンビニが出来たから、散歩がてら行く事にした
その行き道の途中暗い路地があるが、そこでいきなり
「父の敵ーッ」と叫びながら女にいきなり横っぱらを刺された


幸い出血は凄かったが内臓には傷つかなかったので大事には至らかった
どうやらメンヘラでずっと家からその路地を通る人に狙いを定めてたそうだ
そのコンビニには二度と行かないww
暗がり

812: 本当にあった怖い名無し:2012/04/29(日) 03:45:56.33 ID:mLbhdnR50
呪い
洒落にならないほどかどうかわからないけど流れ豚切り投下。

今は零感になってしまったけど、10代の頃そういう物がよく見えて
そういう経験も何個かあるんだけど、その中でこの板向きなものかと思ってひとつ。

当時、自分の周りには自分同様見える人が数人いました。
その頃別件で、廃病院で憑かれた人の話を抱えてて、それについて話していた時。
誰の知り合いかは忘れましたが友人の友人、私にとっては赤の他人が混ざってきて
我々の話をバカにしていたんですよね。要はアンチですね。

まぁ、見えない人はそう思うのも仕方ないとスルーしてたんですが。
ひとりやんちゃというか、愚かというか・・・怒った奴がいまして。
私は霊感があるといっても、その時によって見え方、感じ方にばらつきがありました。

なので、奴の守護霊が本当にそうなのかは断言はできませんが・・・
自称・式神使いらしくて、その式神使いAとしましょう。
Aは酷く霊が見えることを馬鹿にされたことにキレまして。
『アイツ、呪ってやる!』っていうのです。


814: 本当にあった怖い名無し:2012/04/29(日) 03:48:50.92 ID:mLbhdnR50
最初は冗談だと思ったし、流石に霊感があるとは言え呪うなんて事は出来ないと思ってたのですが・・・。
ヘラヘラ笑う零感少年(Bとします)をAが凄い形相で睨み
何かブツブツ言い出したんですよね。

それを放っておいたんですが、それが30分くらい続いた時。
いきなりそれまで普通に話してたB君がハッとしたように固まりまして
どうしたのかな?と一同が見守っていると、B君がいきなりダッシュして
車道に飛び出して、やってきたトラックにはねられたんですよ。

一同、固まってる状態です。
そして、B君はまた後続車に轢かれまして・・・結局そのままなく亡くなりました。
その後、もちろん警察と救急車を呼んで、現場検証みたいなのが始まって
テープみたいなものが巻かれてて、警察の人以外入れない状態になっている時。

B君が倒れていた近くに真っ黒なロングコートを着た男の人(後ろ姿だけなので恐らくですが)が
ぼーっと立ってるんです。警察関係者とも思えない、B君の霊とも思えない
異様な雰囲気でした。でも、それよりも怖かったのは
その一部始終をニヤニヤしながら見つめていたAでした。

あれから10年以上経ち、今はAがどこで何してるかもわかりません。
あれは本当にAのかけた呪いのものだったんでしょうか・・・?



857:
1:2012/04/29(日) 20:38:15.16 ID:xwR1mIdl0
某テレビ局のビル
去年の11月末頃のことを。
その日俺はバイトのシフトが入っていたので、大学から直でバイト先に向かった。
そしていつも通り仕事をしていると、店の外にチラッとなんか変な物が見えた。

色は白に近い灰色、人の形をしているのだが胴体や手足頭はあるけど他に体の凹凸
みたいな物が何も無くのっぺりしている。服を着ているようにも見えないけれど、
色の事もあって全裸という感じでも無さそう、そんな感じの奇妙な物体が店の前を通り過ぎていく。

「うわなんだあれ」と思った俺は、まだ客も少ない時間だった事もあり外へ
出てそれを確認してみると、やはり人のような形はしているが人では無さそうで、
自分の真横を通り過ぎたので顔も見えたのだが、頭はあるけどのっぺらぼうの
ように目鼻口も髪の毛も何もない。
かといって前身タイツを着ているような感じでもない。

俺は急いで店の中に戻り、丁度近くにいた店長に「なんかすげーのいるんすけど!」
と店長を外に連れ出して見せたのだが、どうも店長には見えていないらしく
「お前
何言ってんだ?」的な目で見られてしまった。
というより、こんなものが外を歩いていたらみんな注目するはずなのだが、そもそも
騒いでいるのは俺だけっぽく、どうやらその場の他の人には見えていないようだった。


858: 2:2012/04/29(日) 20:38:56.78 ID:xwR1mIdl0
>>857の続き

その後もバイトの何人かに聞いてみたのだが、やはり俺以外には見えていない
らしく、そのうち俺がおかしくなったと思われてしまったのだろう、
店長が「お前
最近レポート忙しくて大変だとか言ってたよな?別にクビにするとかじゃないから、
暫らく休みを取るか?」とまで言われてかなり心配されてしまった。

このままだと俺は頭のおかしいやつだと思われてしまう。そもそもあれは見る限り
こっちに危害を加えてくるような物でも無さそうだし、それにこっちに干渉してくる
様子もない。もしかしたら本当に俺が幻覚かなにかを見ているだけなのかもしれない
ので、とりあえずは「見えても気にしない」ようにする事にし、店長その他には
「ただの冗談だから気にしないで」的な事を言ってお茶を濁してその場は納めた。

それから数日、俺は「見えないふり」を続け気にしないようにしていたのだが、
俺とは違う曜日にバイトに入っている高校生のA君が、バイトの終る時間にやってきてこう言い出した。
「○○さん、なんか変な物が見えるって言ってたらしいけど、それってどんなのだったんですか?」と。

「今更蒸し返すのかよw」「なにこれ?新手の嫌がらせ?」と思った俺は苦笑いしながら
「あーあれ冗談だから、あんまマジにならんでくれよ」と返すと、A君は真面目な顔で「いや、
おかしなやつだと思われるから黙ってたんだけど、実は俺も数日前から変な人みたいなの
見えるんですけど…」と言い出した。

嘘をついている様子もなく、話を聞いてみると細部まで俺の見た物と同じ、更にA君
が言うにはどうもあれはただ道を歩いているのではなく、特定の人の後をついて行っているようだとの事だった。

続く


859: 3:2012/04/29(日) 20:40:15.23 ID:xwR1mIdl0
>>858の続き

ちなみに、これも俺は気付いていなかったのだが、実はあの人のようなものは1時間に
1人か2人くらいは店の前を通っているらしい、1日に1人か2人くらいだと思っていたが、結構な頻度のようだ。
その後もA君と色々話した結果、やっぱあれが何なのか気になるので、2人とも学校も
バイトも休みの日を使って後をつけてみようということになった。

当日の午前中、2人でバイト先の近くの曲がり角で待機していると、結構直ぐにそれと出くわした。
どうやら今回は20代後半くらいの女の人の後をつけているらしい。
ただし、なんか今回のそれは普段とちょっと様子が違った。

俺もA君も、今まで見たものはどれも白っぽい灰色で人の形をしている何かなのだが、
今回のそれは色が明らかに黒みがかっていて、更に体の一部が欠損している。
具体的には右肩からわき腹にかけての部分が円形に抉れている。
人ならばその時点で即死レベルの欠損だ。

A君が「なんだあれ、キモ!」と言うと、言葉とは裏腹にさっさと後をつけだした。
そして俺に「○○さん、今まであんなのみたことあります?」と聞いてくるので、
俺は「いや、普通の白っぽいのしか見た事無い」と返すと、なんか嫌な予感がしたが
気のせいだと自分を納得させて慌ててあとをつけた。

10分ほど歩くとある場所にたどり着いた。
そこは某テレビ局のビル。
女の人は後ろの人のような物体と一緒に正面玄関からビルの中に入っていったのだが、
俺とA君はビルを見て絶句してしまった。

なんとビルの周りに例の人のような物体が相当な数いる、
10とか20ではない、見た
感じ300とか400とかいる。
1日に何度も見かけるのであれは1人ではないとは思っていたが、まさかこんなに
多いとは思わなかった、それはA君も同じらしく同じく絶句している。

続く


860: 4:2012/04/29(日) 20:41:15.07 ID:xwR1mIdl0
>>859の続き

それから2人で少し観察してみたのだが、色々な事が解った。
人のような物体の色は結構区々らしく、真っ白に近いものもいれば真っ黒に近い
ものもいる。また、体の欠損部分もかなり多岐に渡っていて、さっきの女の人
についてきていたやつのように胴体の半分近くがないものもいれば、欠けているのが
腕だけとか頭の1/3くらいだけとか片足だけとかのもいれば、逆に上半身が丸々ない
ものまでかなり様々だ、勿論俺たちが以前見たように何の欠損もないやつもかなりいる。
また、色の明暗と体の欠損具合にはあまり関連性が無さそうで、黒っぽいor白っぽいから
欠損が大きいというわけでもなさそうだ。

そして興味深かったのが、人の後をつけているやつはビル内にまで入っていくが、
単独でいるやつはずっとビル前や地下駐車場?みたいな場所で待機していて、
ビルから出てきたまだそれがついていない人に、全員ではないがついていくらしい。

原則1人につき1体つくようなのだが、出てきた人全員につくわけでもなさそうだし、
つかれた人もいろいろで共通点があるようにもみえず、つく人とつかない人の違いが解らない。
ちなみに、車やタクシーで出て行く人の場合には、乗り込んだ瞬間に人のような物体が
車の中に吸い込まれるように入って行き、ターゲットが車から降りる場合には車体から
スーっと現れてついていく。


A君も俺も、バイトを始めてから物珍しさもあってこのテレビ局のところまできたこと
はあるのだが、過去にこんな物は見た事がない。訳が解らないしかなり異様だ。
そんな事を何となく考えていると、なんの気配も無くいつの間にかA君の後ろに「それ」が現れた…

「え?」と思ってA君に声をかけようとすると、
そいつが俺たちに「ねぇ、気付いてるの?
見えてるんでしょ?」と話しかけてきた。
その声はかなり異様で、まずぐぐもり過ぎていて男の声なのか女の声なのかも判別
できないうえに、喋るたびに電波状況の悪いAMラジオのように変なノイズのようなものが入る。

続く


861: 5:2012/04/29(日) 20:42:11.66 ID:xwR1mIdl0
>>860の続き

A君は明らかに動揺し後ろを振り向こうとしたので、俺は慌てて腕を引っ張りうしろの
やつから少し離すと、小声で「何も答えず振り向くな、あとのやり取りは全部メールでするから」と伝えた。
なぜこんな対応をしたのか、実は今になっても俺自身にも良く解らない。ただ、その時
俺は強烈に「やつに何も答えてはいけない、気付いた素振りもしてはいけない」と感じていた。

そしてA君へメールで「とにかく何も気付いていない振りをしろ、こっちが
気付いていないとあいつらが諦めるまで演技し続けろ」と送り、メールを読んだの
を見計らって「とりあえず昼飯でも食いに行くか」と白々しく言い、その場から離れる事にした。

とにかくこの場から遠くへと離れたかった俺たちは、何が食いたい?とか
どこそこに良い店があるとか、ひたすら不自然にならない程度に会話を繋げていた
のだが、こういうときに限って中々会話が繋がらない…

お互い無理に会話を始めてすぐに途切れるなんてことを続けていたのだが、
その間も俺たちの後ろにいる人のような物体は「ねえ、見えているんだよね?
気付いているんでしょ?」とか、「無視しないで答えてよ、解ってるんだよ?」とか
話しかけてくるうえに、信号待ちなどで止まると顔を覗きこんでくる。

しかも、話し方は丁寧でなぜか妙に馴れ馴れしいのだが、口調は微妙に悪意
の篭った感じで、そのうえ顔は完全なのっぺらぼうで表情が読み取れないからかなり怖い。

続く


862: 6:2012/04/29(日) 20:47:42.30 ID:xwR1mIdl0
>>861の続き

不自然な、まるで会話のキャッチボールになっていない会話をしながら、俺は
ふとこの場所からかなり遠くにある美味いと評判の洋食屋の事を思い出し、
A君に「ちょっと遠いけど、なんか美味いって評判の場所知ってるからそこいかね?」と話を持ちかけた。
そして駅へと向かい電車に乗ると、30分以上かけて目的地の駅まで
たどり着いたのだが、改札を出た辺りでA君が俺にメールをしてきた。

「なんか例の人みたいなやつら増えてるんですけど…」と書かれている。
ぎょっとした俺がA君の顔を見ると、かなり動揺しているのが解る。
電車に乗っていたときは1人しか見かけなかったはずだが、一体どこで…
と思いながら、信号待ちしているときを見計らって不自然にならない程度に後ろをチラ見して愕然とした。

やつら10人以上いる…
増えたというから2人になったとかそういう事じゃないかと
予想していたんだが、
これは予想外だ、怖すぎる。
話しかけてくるのは1人だったのに、まさかこんな事になっているとは。

動揺を必死で隠しながら目的地の洋食屋に到着し、俺はカレーライスを
注文した。が、ぶっちゃけ恐怖と不安と、連中に「気付いている」事を
悟られないようにするのに必死で、どんな味だったのか全く覚えていない…
A君も同じようなもののようで、とても傍目にも美味い物を食っているようには見えなかった。

そもそも連中は全員で俺たちのテーブルを囲んで時々思い出したかのように「気付いて
るんだろ?」とか話しかけてくるので、味わって食べる余裕などあるわけもないのだが…

続く


863: 7:2012/04/29(日) 20:48:20.05 ID:xwR1mIdl0
>>862の続き

その後も2人で服を見に行ったりゲーセンへよったり、思いつく限りの「休日の暇つぶし」
をして気付いていないふりをし続けたのだが、その甲斐あってか夕方頃になってやっと
つけ回して来るやつらの人数が減りだし、お互い家路に
付く頃にはついて来ているのは
2人だけになっていた。

が、この2人だけがなかなか離れてくれない。
仕方が無くメールで「今日はひとまず帰ろう、だいぶ離れたんだそのうちこいつらも
いなくなるはずだ、がんばれ」とメールを送るととりあえず今日は解散して帰ることにした。

俺とA君が別々に歩き出すと、案の定ついてきていた2人は1人ずつ俺たちについてきた。
そして自宅のアパートまで帰ってくると、予想通りやつは部屋の中まで入ってきて
相変わらず「気付いているよね?」などと話しかけてくる。
いい加減しつこくて恐怖心よりもウザくなってきたのだが、
反応したら何が起きるのかが
恐ろしくて無視していた。

そのうちやつらのほうもイラついてきたのかもしれない。
寝る頃になると「気付いているんだろ?早く答えろ!」とだんだんと語気が荒くなってきて、
しゃべる頻度も上がってきた。
が、布団に入り電気を消す頃になると、流石に諦めたのか「なんだ、気付いてないのか…」
というと部屋から消えてしまった。
ホッとしてそのまま寝ようとしたとき、A君から電話が来た。

続く


864: 8:2012/04/29(日) 20:49:04.48 ID:xwR1mIdl0
>>863の続き

電話に出るとどうやらA君のところのやつもいなくなったらしく、かなりうれしそうに「○○さん、
やっとあいつらいなくなりましたよ!そっちどうですか?!」となんか涙声で聞いてくる。
どうやら不安感から開放されて電話越しに泣いているらしい。

ただ、俺はどうもあれだけしつこかったのに最後があっさり過ぎたのが腑に落ちず、
「A君
ちょっと落ち着け、“まだどうなってるか解らない”から様子を見よう」というと、A君は
「もうだいじょうぶですよ!それよりあいつ最後に変なこと言っていたんです、なんか
『気付いていたら・・・・(聞き取れず)たのに…』って」と言った瞬間、電話越しに「あ…」とA君の
声が聞こえて電話が切れてしまった。

「マジかよ…」と思いながら慌ててリダイヤルでA君の携帯に電話したのだが、何度コールしても
A君が出ない、そもそも俺はA君の自宅の場所なんかは何も聞いていないのでそれ以上
どうすることも出来ず、かといってこの状態で寝る事もできず、更に「まだやつらがいる可能性」
すらある状態で気を休める事も出来ず、朝までゲームをしたりネットをしたりして時間を
潰すと、まだ大学の講義の時間まで少し余裕があったので、バイト先にA君の住所を聞きに行く事にした。

バイト先につくと、店長がいたので昨日の夜A君の様子が変だったと話し、心配なので
様子を見に行きたいから住所を教えてほしいというと。店長は「いや、なんかあいつ昨日自分の
部屋にある本棚の下敷きになったらしくて、命に別状は無かったようだけど入院したって話だぞ、
さっき母親からそういう事で暫らくバイトに出れないと電話があったんだが」と言ってきた。
そして俺に入院先の病院名と病室の番号を教えてくれた。

続く


865: 9:2012/04/29(日) 20:51:11.32 ID:xwR1mIdl0
>>864の続き

その日の夕方、俺は大急ぎでA君の入院している病院に見舞いに行った。
すると、頭を打ったようだが特に大事になったわけでもなく、何日か検査するために入院
するけど、それが終れば退院できるらしく、それほど大事ではなかったようだった。

そこで、昨日の夜何があったのかを聞いてみようとしたのだが、A君とA君の母親が言う
には、どうも頭を打ったことで短期的な記憶喪失?のような状態になっているらしく、昨日
丸々1日の事が一切思い出せないらしい。

ただ、本当に「昨日の記憶が無いだけ」ではないのは明白だった。
なぜなら、例の人っぽいものの事をそれとなく聞いてみたのだが、A君はそんなもの知らない
という、昨日より前からそのことは知っていたのに、だ。

昨日の記憶が抜け落ちたというより、人っぽい何かに関係した
記憶がすっぽり抜け落ちたと
いう表現の方が正しいだろう。
あの後やつらに何かされたのだろうか?が、それ以外には特におかしなところも不自然な
ところもなく、普通のいつも通りのA君だった。

ちなみに、A君は3日ほどで退院でき、バイトにもすぐに復帰したのだが、その後
も現在までおかしなところは何もない。
それと例の人っぽいものなのだが、俺のほうはあれからも暫らく見えていたのだけれど、
いつの間にか見えなくなってしまっていた。俺をつけ回していやたつの声もあの晩以降は
一切聞いていないので、流石にもう大丈夫だろう。

気になるのは、テレビ局の前に大量にいたあれは何だったのか、結局それは
今現在に至るまで正体も目的も不明だ。あの態度からしてろくでもない存在なのは
間違いないが、今となっては確認する術もない。

以上で俺の体験談は終わりです。
長々とお付き合いありがとう御座いました。



878:
本当にあった怖い名無し:2012/04/29(日) 21:42:05.28 ID:sC63FVldP
>>874
なんかヘビっぽいね
具体的にどう襲われたの?



883:
本当にあった怖い名無し:2012/04/29(日) 22:07:26.36 ID:w2gKy2qCO
>>878
蛇か?
廊下とかのすれ違い際に女の生首を見たりしてた
必ず密室に一人でいるときに扉をドンドンしたりされてて
友達の家に遊びに行った時に部屋に一人になった時
女が何か言いながら這い寄ってきた
目の前まで来て気失ったって感じ



952:
本当にあった怖い名無し:2012/04/30(月) 12:35:50.56 ID:lvt1LNF40
ロッカー
ある日会社の更衣室に行くと開け放した

一人用のロッカーの前に別の部署の先輩がへたりこんでいた。
ロッカーをのぞくと、その先輩の同僚の女性が
キッチリと体を折り畳むようにして入っていた。

すごく異様な光景で悲鳴をあげそうになったが平静をよそおい
「何してるんですか?」と質問すると
彼女はその状態のままごく冷静に「ヨガの瞑想」と答えた。

しばらく先輩と二人言葉なくへたりこんでいると
彼女はため息をついてロッカーから出ていった。
彼女はその後すぐ退職したが仕事も丁寧で常識的な人だったので
更衣室に行きその時のことを思い出すと今でも不思議な気分になる。



959:
本当にあった怖い名無し:2012/04/30(月) 15:49:07.29 ID:o9ra06ao0
>>952
いいね。面白かった
覗きかな? w w w



25:本当にあった怖い名無し:2012/05/01(火) 04:57:42.83 ID:JnbW5Ixs0
祓える者と祓えない者
知り合いの霊媒師だか霊能者だかに聞いたんだが
所謂憑かれたとかでお祓いに来る人が多いんだそうだが
そのお憑き者には祓える者と祓えない者の二種類居るんだそうだ

前者は所謂悪霊とかの低級霊が憑いたもので祓える類のものだそうだが
後者は自分自身の霊が悪霊化してしまったもので霊媒師には祓えないんだそうだ

まぁ現代用語でいうと単なる精神病というものですね
しかし精神病だから霊媒師には祓えないものでせいぜい気休めに「お祓いできましたよ」とか
「これは貴方自身の霊が悪霊化してしまったものだから私には祓えない」と言うくらいなんだそうだ



26:
本当にあった怖い名無し:2012/05/01(火) 05:03:29.45 ID:3Ap9fDr10
おれ悪霊だったのか



66:
本当にあった怖い名無し:2012/05/01(火) 11:12:55.78 ID:LsoA0dRX0
北海道のとある峠
五年くらい前、仕事で北海道のとある峠をよく通ることがあった。
その峠は雨が降ると霧がかかるというか、地元ではガスがかかると言うんだけど、
その日も雨がシトシト振り、峠自体がモヤっていた。

いつもは峠を降り海側にしばらく走っていると、霧は無くなるんだけど、
その日はずっと霧がかかった状態だった。
視界が悪いし、なんだか嫌だなあと思って運転していると、霧の中にボヤーっと光が見えた。
そういえばここにはポツンと公衆電話BOXがあったはずと思いながら走っていると、
突然その部分だけ霧がなくなり、公衆電話BOXがきれいに見えた。

すると中に髪の長い女の人が見えたような気がした。
しかしもう午前一時を回っているし、街からは相当離れているし、ここらへんにはダムしかないはず。
こんな人里離れた公衆電話BOXに人なんか居るわけないと言い聞かせ、
気にしないようにしようと思っていると、突然携帯が鳴った。

道路は霧でモヤっているので路肩に止めるのは危険だと思い、
休憩用のパーキングがあったそこまで走り、車を停め携帯を確認すると、着信履歴は公衆となっていた。


67: 本当にあった怖い名無し:2012/05/01(火) 11:13:26.34 ID:LsoA0dRX0
しばらく考えてみたが、こんな時間に公衆電話から
掛けてくるヤツはいないだろう、間違い電話だと思い、

車を発進させようとすると、また携帯電話が鳴った。今度も同じく「公衆」と表示されている。
さっきの公衆電話BOXを思い出し、怖くなり、携帯を持つ手が震え、脂汗が背中を伝った。

電話はずっと鳴り続けいている… 
気持ち悪いので携帯の電源を切り、車を発進させようと前を見ると、髪の長い女が立っていた。
「うっ!」俺は息を飲むと体が固まってしまった。するとその女はスーっと運転席の横に移動してきた。
一分くらいそのまま横にいて、俺は目だけ右に動かし、その女の動きを見つめた。
メチャメチャ怖いにもかかわらず目線がその女から離せなくなっている。

すると突然、車の中で「私の事…見えてたんでしょ?」と女の声が聞こえた。
全身鳥肌が立つのがわかった。そして車の横にさっきの女が居ないことに気がついた。
どこにいったんだ!俺は心臓がバクバクとなり、もうパニックになり、何も見たくないと目を瞑った。
今度は「見えてたんでしょ…」といきなり耳元で、吐息がかかる感覚がした。俺の記憶はここまでしかない。

気がつくとパーキングで朝を迎えていた。
それ以来、昼でも夜でも迂回してその道は通らないようにしている。
みんなも深夜の走行中の着信には気を付けたほうがいいぞ。特に公衆からの着信ならば。
お前らは気付かなかったけど、向こうからは見えていたかもしれないのだから…



69:
本当にあった怖い名無し:2012/05/01(火) 12:38:36.19 ID:RMpBr8YG0
真っ黒な子供
文章書くのが苦手なんで読みにくいかもだけど、
それでも読んでくださったら嬉しい。
ちなみに実体験。

~~~~~~~~~~

つい昨日あったこと。

俺の家は四人家族で、両親と兄がいる。
兄は大学生で俺は高校生。だからそれぞれ自分の部屋を持ってる。
それで、件が起こったのが昨日の夜中。

目が覚めた俺がちょっと水を飲もうと洗面所に向かう途中、それに遭遇した。
俺の部屋は二階にあり、洗面所は一階にある。
そして階段へ行くにはは兄の部屋の前を通るんだが、
その日通る時、不意に兄の部屋のドアが開いた。
「なんだ、兄ちゃん起きてたのか?」
そうとだけ思い、気にせず通り抜けようとしたんだけど、

部屋から出てきたのは兄じゃなくて、真っ黒な子供。
全身墨を塗ったみたいに真っ黒。部屋から漏れる豆電球の光がそれを一層不気味に映し出してた。
俺はちょっと混乱して、動けなくなったんだが、
その黒い子供は俺をちらりと見ると部屋へ引き返してドアを閉めた。


70: 本当にあった怖い名無し:2012/05/01(火) 12:39:50.24 ID:RMpBr8YG0
後で気になってこっそり部屋を覗いてみたけど、
部屋の中には兄が寝てるだけで、子供の姿は無かった。

結局昨夜はその子供が気にかかってまんじりともせず。

んで今朝、兄にこっそり訪ねてみたら、ため息混じりで
「お前も見たのか。よく寝るとき俺の足元に立ってるんだよなぁ」
との事。
いや前からいるのかよ。
慣れっこなのかよ。

~~~~~~~~~~

以上。
俺となりの部屋だしなんだか今夜が怖いんだけど。



71:
本当にあった怖い名無し:2012/05/01(火) 12:53:05.68 ID:QJt5mjLXO
座敷わらしじゃないよね?
良い幽霊だったらいいけど



73:
本当にあった怖い名無し:2012/05/01(火) 13:48:07.48 ID:SKEIFvLv0
今さっき起きたことなんだけど
朝八時に起きて、自室にあるPC起動
30分くらいで操作をやめて、一階に降りた。うちは四人家族だけど、私以外全員出かけた後だった
なんだかんだうだうだして二階の自室に戻ったのが昼一時

ふと画面を見たら、休止状態になってなかった(十分くらいで休止になるように設定済み)
少なくとも四時間は触ってない

なにかあったかなと思ってタスクバーを見たら、メモ帳が起動してた
朝に使用したのはインターネットのブラウザだけで、メモ帳を起動した覚えは一切ない
DLしたものについてたテキストかなと思って開いてみたら、

ねえ ねえ ねえ ねえ

これだけ書いてあった。タイトルは無題で、保存された形跡もない
咄嗟に消した。『保存しますか?』とか選択が出たけど、もちろん保存なんてしなかった
なんだったんだろう



74:
本当にあった怖い名無し:2012/05/01(火) 15:07:22.49 ID:soNqxBybP
お~、これは怖いな。正直こういう落ちのない物が一番ゾクッてする。



145:
本当にあった怖い名無し:2012/05/02(水) 02:13:13.47 ID:cR/+zz1y0
スーパーの横の赤いドラム缶
昔通ってた小学校の七不思議のひとつに、『○○スーパーの横の赤いドラム缶』っていうのがあった。
 学校からは二百メートルくらい離れているけど、なぜか小学校の七不思議の一つになってた。

 内容としては、
 ・○○スーパーの横にある赤いドラム缶は、もともと青かった。だけど血で赤くなった
 ・ドラム缶の上に水が赤い水が溜まる
 ・上に爺さんが座っているのを見たら、逃げないと捕まえられる
 というものだった。

 それでも隠された場所にあるわけでもなく、歩道に若干はみ出して置かれているので、
いつでも誰でも見ようと思えば見れる。特に気にはしていなかった。
 ところがある日、クラスメイトのAが、「たまってた」と言い出した。

「学校来るとき見たの、ドラム缶に水が溜まってた。赤い水が」
 雨水が溜まったんじゃないかなと思ったけど、今朝も昨日も雨は降っていない。
 そもそも学校行くときに通る道なので、ドラム缶なら私も見た。
 

「水なんて溜まってなかったよ」

「見間違いかなあ…」
 ちょうど水が溜まるところはさびていて、普通の水が溜まっていても赤っぽく見える。
 きっと見間違えたんだろうとなった。
 それでも放課後になればやはり気になってきて、Aと私で見に行くことにした。
 怖いね、本当に赤かったらどうしようね、なんて言いながら○○スーパー横についた。
 壁と壁の隙間から三分の一ほどは道にはみ出しているドラム缶はやっぱり赤い。

「水なんて溜まってないよ」
 ドラム缶の上に、水は溜まってない。サビが浮いた面が見えるだけ。
 なあんだ、というのと、よかった、というのが半々な気持ちだったけど、やっぱりどこかほっとした。


146: 本当にあった怖い名無し:2012/05/02(水) 02:14:16.24 ID:cR/+zz1y0
 何もないことはわかったけど、薄気味悪いというのがあって、さっさと帰ろうと背を向けた。
 数歩ほど歩いたあたりで、背後でAが突然「あーッ!」と大きな声をあげた。
 振り向くと、Aがドラム缶の方を向いたまま、じりじりとこちらへと後ずさりしている。

 どうしたの、と言いかけて私の動きが止まった。
 さっきまで確かに乾いていて、水など一滴もなかったドラム缶の面から、ぱたぱたと水滴が落ちている。

 そんなわけない、水は確かに無かったのに。
 恐る恐る近づいた。

「ひ…」
 壁と壁の隙間、間近に立たないと死角になるような狭い場所に、人がいた。
 ガリガリに痩せこけて、ボロ布を纏った老人。
 脚を左右に広げてしゃがみこんで、脚の間に手をだらりと下げている。
 枯れ木のように細い手首には、ざっくりと横に切ったような傷が無数にあり、
そこからびちゃびちゃとどす黒いものがこぼれていた。

「きゃあああ!」

「わああああああ!」
 咄嗟に悲鳴を上げて走り出した。
 ドラム缶の面から落ちていた水は、あの腕からこぼれた血だった。
 必死になって走りながら、追ってきてるんじゃないかと気が気じゃなくて、振り向いた。
 ぶしゃっぶしゃっと手首のあたりから血を噴きだし、
左右に腕をぶらぶらと振りながら老人が追いかけてくるのが見えた。

 明らかに異様な風体で、ましてや流血しながら走ってくる。
 それなのに、街中にいる人は誰も気付いてない。
 走って走って、体育の授業でもこんなに頑張ったことないと思うくらい走った。
 大通りに出たとたん、パパッとクラクションの音がして、目の前に車が止まった。
 退社中の母だった。
 真っ青になってるAと一緒に車に乗って、早く逃げて!と絶叫した。


147: 本当にあった怖い名無し:2012/05/02(水) 02:15:02.97 ID:cR/+zz1y0
 何の事だかわからない母は困っていたが、車を出してくれた。
 窓から見ると、あの老人はまだ追ってくる。ぶらぶらと両手を振り、血をまき散らしながら追ってくる。
 それでもさすがに車だと早く、あっという間に見えなくなった。
 ようやくほっとして、母にAを家まで送ってもらい、そのまま家に帰った。
 帰宅して、同居していた祖母に帰宅の挨拶をしに行った(親にそう躾られていた)。

「おばあちゃん、ただいま」

「おかえり」
 病気で目が見えない祖母だったが、挨拶をすると、必ず私の方を向いてくれる。
 怖いことがあったと祖母に話そうとすると、突然祖母が起き上った。
 足腰がかなり弱く、ほとんど車椅子じゃないと移動できない祖母が立ち上がった。

「○さん(母の名前)! 塩持ってきて!」
 言うなり祖母はよたよたしながら玄関に行き、母の持ってきた塩を掴んで玄関に撒いた。
 ついでに私の頭やら肩やらにも塩を振りかけた。
 何が起きてるかわからなかったが、ひとしきり塩をまいたあと、
祖母は手首につけていた数珠みたいなのをはずして私の手首につけさせた。

「これでいいだろう」
 そう言うと祖母は母に支えられてベッドに戻った。
 正直驚いたが、特に何もなく、夕飯になる頃、父が帰宅した。

「玄関先でなにかこぼしたか」
 と父が言うので見に行ったら、玄関の外に、赤茶けた染みが出来ていた。
 翌日からは少し遠回りをして学校に行くようになったので、あの老人を見ることはなくなった。
 私が二カ月後に転校してしまったため、彼女との交流はなくなったが、
Aがあの日からしょっちゅう貧血を起こしては倒れていたことは覚えている。

 これで終わり。長々と失礼しました。



148:
本当にあった怖い名無し:2012/05/02(水) 02:56:04.06 ID:uDis5NJ80
乙 面白かった



149:
本当にあった怖い名無し:2012/05/02(水) 04:43:28.48 ID:5XmGclDy0
オタフク
野良猫が発情でうるさくて寝れないから冬に体験した怖い?話を書いてみる

確か2月の半ばぐらい雪が降ってかなり積もった時の話なんだが
夜中に嫁と録り溜めしたアニメ見てたら小腹が減ってきてカップ麺が食いたくなったのよ
家を探してもなかったんで近所のコンビニに買いに行く事にした

俺の家は日本海側の某市にあって家出てすぐ目の前が海という立地
前の日の昼からがっつり雪が降ったもんで防波堤にもかなり雪が積もってた
歩道にも積もってたが歩けないほどじゃなかったし雪も止んでたんで
傘は持たずに防寒フル装備&ゴム長で出かけた

家からコンビニまで3、400mぐらいで明かりも見えてるから
夜出歩くのは危ないとはいえ流石に何も無いだろうと思って
まだほとんど踏みしめられてない雪を踏みながらコンビニ向かって歩いていった
家の前の道路は国道で昼間はそこそこ車も通るが時間も時間なんで車も全然通ってない
ザクザク雪踏む自分の足音がうるさいぐらいにシーンとしてて心地よかった

足元見ながら歩いてたんだが、ふと海側の歩道を見ると
上が白い着物で下が赤い袴みたいなのを履いた巫女?
みたいな格好をした奴が俺が向かう方向から来てるのが見えた

一瞬、思考停止したね
糞寒いし、雪も積もってる中で遠目でも薄着ってわかる明らかに場違いな格好
こりゃ変質者かなにかか?ヤバイの見たなー と思いながらも
反対側の歩道までに2車線もはさむし無視してたら大丈夫だろとタカをくくって歩いていった


150: 本当にあった怖い名無し:2012/05/02(水) 04:45:15.89 ID:5XmGclDy0
直線距離が10m切ったぐらいで、チラ見するとやっぱり歩いてきてる
街灯に照らされてよく見えたんだが、顔がオタフクみたいに真っ白になってる
向こうはこっちを気に留めたわけでもないみたいで普通にすたすた歩いてるんだが
ここでもう見た目だけが普通の人間じゃないって気がついたわ

そいつ雪が積もってるのに長靴どころか靴すら履いてなかった
ゾッとして早足でコンビニまで駆け込もうとしたんだが
強烈な視線を感じで思わずそっちを向いたらオタフクがこっちを見てた

俺パニクってこけそうになりながらも人生で最高の猛ダッシュ
コンビニの駐車場でずっこけて雪と泥まみれになりながらも店内に逃げ込んだね
近所だから完全に知り合いになってる店員のオッサンも何事?みたいな感じで心配そうに聞いてきた
息絶え絶えにオタフクの格好をした変質者が居たって説明したけどオッサン爆笑してた
よく怖い話で見たことを話しても信じてくれないみたいなのあるけど実感したわ

とりあえずコーヒー買って店内で落ち着いて飲ませてもらって
そういえばカップ麺買うんだったと思い出したところで嫁から電話があった
朝のヨーグルトを買ってくれって話だったんだがこっちはそれどころじゃねーよと事情を話したら
爆笑された

帰り道にまた居たら嫌だなと思いながらも来た道を帰らざるを得ないんで
慎重に警戒しながら帰ったがどこにもオタフクは居なかった
一体なんだったんだろうな

関係あるのかどうかわからんけど、その後すぐに嫁が妊娠してることがわかった
で、それがわかったと同時ぐらいに母方の叔母がガンで急死した
ホンとなんだったんだろう



151:
本当にあった怖い名無し:2012/05/02(水) 08:55:45.35 ID:OrbIwgW90
ポッポッポッ
今起きている話を投稿します。

昨日の夜、自宅アパートで床に就いていると物音が聞こえてきた。
『コン、コン、コン、コン(x8回)』少し遠くから音が聞こえる

最初は隣の人かと思ったが、
自分の部屋は角部屋なので隣の部屋なんてないし、片方の部屋は空屋
そしたら『コッ、コッ、コッ、コッ(x8回)』という音でさっきより音が近い
少し、時間が経つと『ポッポポッ、ポッ(x8回)』
部屋の中で鳴っているように近くて鮮明になった。

自分はよく、洒落怖を利用するからこれって八尺様?と考えた
そう考えている内にも『ポッ(x8回)』の音は続く…
私は恐怖のあまり朝まで気を失った
安定の気絶から意識を取り戻した私は、PCを起動してネトゲを開始

しばらく経って『おーい、○○』(私の名前を呼ぶ声が4回)
その声は家族の声だったが家族は外出しており部屋には私しかいない
カキコしている今も私の名前を呼ぶ声は途切れる事なく続いている。
しかも、さっきから足音が聞こえてくるのですが何なんですかorz
誰か助けて…



233:
本当にあった怖い名無し:2012/05/02(水) 21:26:52.90 ID:OrbIwgW90
>>151です。あのカキコをした後、
現象がエスカレートしていった…思い出すだけでも身が凍る…
寺へ逃げるように駆け込んで、ほぼ一日お祓いをしてきました。。。
住職『あんた、どこからそんなもん拾ってきた?もう少しで…いや、言わんでおこう』
と言われた…マジ洒落になって無いorz
スレチかもしれんが、どうにかこうにか生きてます。



236:
本当にあった怖い名無し:2012/05/02(水) 21:52:30.37 ID:V0FG7OtM0
は、八尺様?!



255:
1/7:2012/05/03(木) 01:44:34.64 ID:HPNJqzKn0
山の祠
高校2年の頃の実体験を書きます。


夏休み中のある日、俺と友人A、B、Cは唐突にキャンプに行こうと思いつき、
以前渓流釣り好きのCの親戚から聞いたキャンプに最適そうな山の中の
河原の場所を聞き出し、そこへと向かった。

しかしどうも途中で道を間違えてしまったらしく、Cの親戚が言うのとは別の
河原に到着してしまった。ただし、そこも十分キャンプできそうな立地で、
対岸は森だがこちら側は小石が沢山あり雑草も殆ど無い開けた場所で
ジメジメ感もなく非常に快適そうだった。

夕方までにはある程度準備が出来、その辺をぶらぶらしていたAとCが
「おい、なんかちょっと先の対岸に変な祠みたいなのがあるぞ」と言いな
がら戻ってきた。俺とBが2人に連れられてその場所に行ってみると、たしかに
対岸に石造りの小さな祠があるのだが、何か変だ。

普通祠って手前に鳥居とかがあると思うのだがそういうものは何も無いし、
通常祠といえば四角形で横か正面から見ると三角の屋根だと思うのだが、
それは円柱形で屋根は丸く、かなり奇妙な形をしていて、遠目には祠に
見えたのだが近くで見るとなんか違うもののようにも見える。
そして更に注視してみると、祠の根元にまだ萎れていない花が供えられていて、
どうも最近誰か来たような痕跡がある。

祠はかなり苔むしていて相当な年代物のようで、掃除とかされている様子
もないのに変だなとは思ったが、誰もそれ以上興味を示す事も無く、とりあえず
晩飯の準備をしようという事でキャンプ場所に戻る事にした。

続く


256: 2/7:2012/05/03(木) 01:45:19.64 ID:HPNJqzKn0
晩飯を食い終わりそろそろあたりが暗くなり始めた頃、晩飯の後片付けを
しているとどこかから「てー…」と声が聞こえてきた。
俺の隣にいたAに「お前なんか言った?」というとBは「いや?なにも言ってないけど」
と言い、少しはなれたところにいたBとCにも同じように聞いてみたのだが、どちら
も何も言っていないという。

変だな?気のせいかな?などと考えていると、またどこからか「てー…」と
という声が聞こえてきた。
今度はA、B、Cにも聞こえたらしく、Bが「今の何?」と聞いてきた直後、Cが「おい、
あそこに誰かいるぞ」とちょうど祠のあった辺りのこちら側の岸を指差した。

そこには着物を着た10歳から12歳くらい?の女の子らしき人影がおり、
両手で顔を覆い時々「てー…」と喋っている。
するとAが「なんだあれ気持ちわりりーな、親はどこだよ」と言いながら
女の子に近付き「こんな所で何しているんだ?そろそろ暗くなるから親のところ
に帰った方が良いぞというと、女の子は両手で顔を隠したままAに「見たい?
見たい?」とケラケラ笑いながら聞いてきた。

Aはちょっとムカついたのか「ふざけてないで親のところに帰れよ!」とちょっと
強い口調で言いながら女の子の手を掴んで顔から離した瞬間、俺たちはAの
陰になって見えなかったのだが、女の子の顔を見たらしいAが突然
叫び声をあげその場に倒れ痙攣し始めた。

そして女の子はまた両手で自分の顔を覆い、今度は俺たちのところへ歩いてきて
またケラケラと笑いながら「見たい?見たい?」と言っている。
俺とBとCはかなり混乱したが、それよりもAがヤバそうでAのところに向かい
「おいA大丈夫か?声聞こえるか?」と呼びかけたのだが、Aは呼びかけても
反応が無く、まだ僅かに痙攣している。

続く


257: 3/7:2012/05/03(木) 01:46:37.68 ID:HPNJqzKn0
Cが「おいなんかAやべーよ、それにあの子供なんだよ!わけわかんねーよ!」と
いうと、女の子に掴みかかろうとしたので、俺はさっきの事もあってCもAのように
なったらやばいと考え、Cに「やめろって、それよりAだ、あいつをまずテントに運び込もう」
と説得し3人でまだ意識の戻らないAをテントに運び込んだ。
その間も女の子は俺たちのほうを向き「見たい?見たい?」とケラケラ笑いながら
質問し続けていた。

テントの中に運び込んだ頃にはAは痙攣こそしなくなっていたが、まだ意識は戻らず
呼びかけにも答えない、仕方なく3人でこれからどうするべきかを考えたのだが、
もう既にかなり暗くなってきているのでAを連れて夜の山道を歩くのは危険と判断し、
携帯で警察に電話をして助けてもらう事にした。
その間、女の子はテントのすぐ横にやってきて、今度はまた最初の頃のように
「てー…」と声を発している。

女の子の方も気になるし怖いが、それよりも全く意識を取り戻さないAが心配だった
俺たちは、警察に連絡しようと携帯を取り出したのだが、昼間確認したときには
通じていたはずなのに、今見てみると圏外になっている、BとCも同じで、Aの携帯も
確認してみたのだがやはり圏外だ。

かなりやばい状況になってしまった。
Aがこんな状態では下手に出歩けないし、何より外にはなんかやばそうな女の子が
いる、かといってAをこのままにはしておけない。
外からはまだ「てー…」という声がすぐ近くから聞こえてくる、どうやら俺たちを諦める
気はやつには無いらしい。
続く


258: 4/7:2012/05/03(木) 01:48:18.67 ID:HPNJqzKn0
するとBがかなり落ち着いた口調で外の女の子に対して「お前何なんだ?Aに何したんだ?」
「俺たち何かお前の気に触るような事をしたのか?そうなら謝るから許してくれよ」と説得する
ように呼びかけたのだが、まるでそんな事は意に介さないのかまた
「見たい?見たい?」とケラケラ
笑いながら質問してくるだけだった。

このままこうしていても埒があかない、そう考えた俺が「俺が走るの結構早いのみんな知ってる
よな?このままこうしていても何も進展しない、たしか結構広めの道から林道に入ってここに
来るまで30分くらいだったよな。なら長めに見積もっても2kmないはずだ、夜道とはいえ走れば
7~8分、長くても10分もあれば舗装された道路に出るはず、そこまで出れば携帯が繋がるだろうし、
繋がらなくても通った車に助けを求めれるはず、だから行って来る」と提案した。

BもCも危険だからやめろと最初は反対したのだが、このままだとAがどうなるかわからないし、
今は夜の8時過ぎ、これから日の出まではゆうに7~8時間ある、それまで薄いテントのビニール1枚
隔てて正体不明の相手に対して篭城するなど明らかに無茶だし、俺自身そんな状態に精神的に
耐えられそうに無い。そのことはBもCも解っていたのだろう、1時間以内に戻ってくる、戻ってこない
場合にはCとBで探しに行くという条件付で納得してくれた。

外からは相変わらず「てー…」という声が聞こえてくる。
かなり怖くて足がすくんだが、俺は勇気を振り絞って外に出た。
するとすぐ横から「見たい?見たい?」と声が聞こえてきて、ビビりまくった俺が声のする方向に
懐中電灯を向けると、懐中電灯に照らされて俺の真横1mもないくらいの近くにやつがいる。
そして、ケラケラと笑いながら顔から手を離そうとした。

俺は大慌てでやつから視線を逸らし、そのまま来た道を懐中電灯の明かりを頼りに全力疾走した。
舗装されていない道路なので走りにくいと思ったが、車も通れるくらいの林道で轍もあり、結構
踏み固められているらしくそれほど走りにくくも無い、これなら予想よりも早く道路に出れるかもしれない、
そんな事を考えながら走っていると、突然道の先のほうに人影が見えた。

続く


259: 5/7:2012/05/03(木) 01:49:55.66 ID:HPNJqzKn0
「え?」と俺が懐中電灯で照らすと、それは例の女の子だった…
「そんなばかな、ありえない!」、もう500mくらいは走ったはずだし追いつける訳がないのだが、
現実に目の前に女の子は存在している。

そしてまたケラケラと笑いながら俺に「見たい?見たい?」と言いながら顔から手を離そうとしている。
俺は視線をそらすと女の子を見ないように避けながらまた走り出した。
ついてこようがこまいが、道路にさえ出てしまえばこっちのものだ、という自信があったからだ。

それからどれくらい走っただろうか、少し先のほうに車のヘッドライトが通り過ぎていくのが見えた、
もうすぐ道路に出れるようだ。
少しほっとした直後、何かに足をつかまれ俺は転んでしまった。
わけが解らず足元を見てみると、ありえないことだが何も無い、何も無いはずなのだが、明らかに
俺の足は何かにしっかりと掴まれている感触がある。

しかもその「見えない手」はかなり力が強く、振りほどこうにも解けない。
俺が何とか脱出しようともがいていると、少し遠くから「てー…」と聞き覚えのあるあの声がしてきた。
「やばい、この状況でやつに来られるのはかなりやばい…」何とか振りほどこうともがくのだが、たちの
悪い事に見えないだけでなくその手はこっちからは触る事もできず、何度か手のあるだろう場所を
蹴ったのだが全てスカってしまった。

そんな事をしているうちに女の子は既に俺の背後にまで来たらしく、
真後ろから「見たい?見たい?」
という声が聞こえてくる。
俺はもう死に物狂いで無理矢理立ち上がり、足をつかまれたまま強引に歩き出した。
そして何度も何度も転びながら、少しずつ前へと進んでいたのだが、ふと顔をあげたときに女の子が
顔から手を離し素顔を見せるところをほんの一瞬だが見てしまった。

続く


260: 6/7:2012/05/03(木) 01:50:55.62 ID:HPNJqzKn0
その時、俺は今まで感じた事の無いような絶望感と恐怖心を感じ、意識が遠のきそうになった。
が、見たのが一瞬ですぐに目をそらしたのがよかったのか、かろうじて意識は残っており、そのまま
這うように道路まで出てフラフラと立ち上がった。

が、それ以上もう一歩も歩けない、なんと説明すれば良いのか、眩暈がして頭の中がぐるんぐるん
周っているといえば良いのか、そんな感覚と理屈では説明できない恐怖心で体がガタガタと震え、
もう立っているのがやっとで一歩も足を前へ踏み出す事が出来ない。
無理に歩こうとすれば、足を掴まれていることもあり確実に倒れてしまうだろう。
そして倒れてしまったらもう二度と起き上がれない事も十分予想が出来た。

そこへ運の良い事にトラックが通りかかった。
俺は意識が遠のきそうになるのを必死でこらえ、全力で手を振り助けを呼んだ、
するとトラックは
少し俺から通り過ぎたところで停まってくれた。
その時、俺の背後から例の女の子の声がした。

「残念、残念」と。
俺はもう眩暈のせいで気持ち悪くなり立っていられずその場にへたり込み、トラックの運ちゃんにこ
の道の先に友達がいて助けを求めている事だけを告げると、そのまま意識を失ってしまった。
なのでその後どうなったのかは全くしらない、気が付くと俺は病院のベットに寝かされていた。

あとから聞いた話によると、このトラックの運ちゃんが警察と救急車を呼んでくれたらしく、
その後無事にAもBもCも救助され、意識の無いAも俺と同じ病院に運び込まれたのだが、
俺と
同じくらいのタイミングで意識を取り戻したらしい。

ちなみに、助けてくれたトラックの運ちゃんも仕事帰りに見舞いに来てくれたので色々と事情を
話したのだが、俺以外の人影は一切見なかったらしい。
そういう事なので、目撃者が俺たちだけだった事もあり、
警察にも同じ事を話したのだが結局
信じてもらえず、俺たちは親からかなり叱られた。
まあ、あんな話をしたら嘘を付いていると思われても仕方が無いので、
しょうがないといえばしょうがない
のだが…

続く


261: 7/7:2012/05/03(木) 01:52:47.18 ID:HPNJqzKn0
以上が俺達が数年前の夏休みに体験した事の全てです。
一応後日談的な事として、その後例の女の子の顔を見てしまったAに何を見たのか聞いてみた
事があったのだが、Aいわくはっきりと見たはずなのに何をみたのか思い出せないという、
俺と同じような感覚と眩暈に襲われてそのまま意識を失ったらしい。

ちなみにそれは俺もほぼ同じで、女の子の顔をチラっとだが見たはずなのだが、その部分の記憶が
まるですっぽりと抜け落ちたかのように覚えておらず、見たという記憶があるのに何を見た
の蚊が思い出せないというかなり奇妙な状態になっていた。

祠のや着物の女の子の事に関しても、4人で夏休み中を使って
色々と調べてみたのだが、結局
何も解りませんでした。
そもそも地元の人達ですら、あそこに祠のようなものがある事を知らなかったということで、
そうなると俺たちが見た祠に供えられた花はなんだったのか…。

終わり。



262:
本当にあった怖い名無し:2012/05/03(木) 02:14:19.59 ID:sA5G6xf30
乙。面白かった。



263:
本当にあった怖い名無し:2012/05/03(木) 02:37:41.63 ID:FvXjL5R20
マジに緊迫感が有り怖かった。
「てー…」と言うのは顔を覆う『手』の事だと思う。
女の子が顔を見せて驚かすところで
小泉八雲の怪談『のっぺらぼう』を思い出した。



294:
本当にあった怖い名無し:2012/05/03(木) 17:09:00.60 ID:gcbZy0Y00
ちょっと悩み事というか、オカルト関わってるのが一部なのだが語ってもいいか?



295:
本当にあった怖い名無し:2012/05/03(木) 17:18:43.51 ID:pix+DUkA0
どうぞ



296:
本当にあった怖い名無し:2012/05/03(木) 17:25:46.46 ID:gcbZy0Y00
嫌な感じがする場所
うい、ありがとう。

これは俺が大学の頃の話なんだが、お前等さ、行っちゃいけない場所ってわかる?
誰かに行っちゃいけないって言われたわけでもないんだけど、
本能的というか感覚的に行きたくないって思ってしまう場所。


俺はその頃、犬を飼っててさ、よく大学から帰ってきて散歩に連れてったんだ。
で、犬の散歩もメンドクサクなる日があるわけ、
犬飼ってる人なら少なからずわかるんじゃないかなこの気持ち。


その日は近道をして、早めに散歩を終わらせようとしたんだよ、普段使わない道使って。
でさ、その道に入ろうとした時なんだけどさ、『嫌』なんだよね。
普段なら俺を引っ張る犬も引っ張らないし、俺も前に進もうと思えない。

道はなんてことない一本道でさ、その一本道が終わるまで左右に取り残されたように木が生えてる道。

分かりやすく言うとアーチみたいになってる。
そこだけ何故か開発されていないって言えばいいのかな?

ちなみに場所はT県のS市ね、分かる人は分かる場所、思い当たった人がいるなら多分正解。
まわりは開発されてんのに其処だけ取り残された感じの場所。当時は意図的に残したと思ってたんだ。
でも、怖くても何故だかその時は早く帰ろうって気持ちが勝ったんだよね。とっとと帰ろうって。


297: 本当にあった怖い名無し:2012/05/03(木) 17:37:18.83 ID:gcbZy0Y00
で、嫌がる犬を連れてその道を通った。
まあ、気持ち悪いと感じながらもさっさとその道を通り過ぎて家に帰ったんだ。

その後、異変というか俺の身体に変調が起きた。

左肩が痛いんだ。耐えられる痛みなんだけど、とにかく常時締め付けられているような痛みでさ。
幽霊に取りつかれて肩が重いやら何やら出来過ぎたというかありきたりな話かと思ったが、
あれ、本当だったんだな、ってその時思ったね。

でもまあ、それ以外は害が無いんだよ。

痛いだけで家族に不幸があるとか、犬が死んだとかそういうのは一切ない。

だったら耐えられる痛みだし、このぐらい別にいいかな。って思ってたんだ。
ぶっちゃけホラーは好きだけど幽霊信じてるか? と100%YESと答えられる人間でもないしさ。
 

単なる体の不調がたまたまそのタイミングで起きただけだろうって、そう思うことにした。
で、数日が立ったある日の事。相変わらず左肩に違和感がある、けど、それも慣れてきたときのことだ。
大学の講義の後、前から歩いてくる女に悲鳴を上げられたんだよ、「ひっ」って。



300: 本当にあった怖い名無し:2012/05/03(木) 17:52:27.32 ID:gcbZy0Y00
まあ、俺の顔は良い方じゃないよ、どっちかというと良くない方だ。
でも悲鳴を上げられることなんて今までなかった。

でもその女は明らかに俺を見て悲鳴を上げた。
そりゃ違和感あったし多少傷ついたけど、まあ、嫌な奴もいるもんだ、で済まそうとしたんだ。


その時はな。
それからだ、大学でその女が俺を見る度に距離を取ったり、
あからさまに進行方向を変えたりし始めたのは。

自分でも自意識過剰かと思ったよ? 
でもさ、毎回毎回、同じ女からそれをやられてみ? 嫌でも記憶に残る。


で、そんなのが2か月ぐらい続いた頃かな、その女の友達を名乗る奴から呼び出しを受けた。直接な。
で、人気のない場所に呼び出された。
呼び出されたのは普段中々人の来ない所で、教授室なんかがある場所? 研究室か?


まあ、教授が講義中だと滅多に人が来ないんだよ。
で、其処にその女と俺を呼び出した女の友達がいた。

相変わらず俺を見てビクビクしててさ、だったらなんで呼び出すんだって、思った。


303: 本当にあった怖い名無し:2012/05/03(木) 18:08:14.32 ID:gcbZy0Y00
改めて思ったけど、その女、気持ち悪いというか、なんかキャラ作ってるって気がしたんだよ。
はっきり言って気味が悪い。で、その女の友達に促されて女は俺に言うの、貴方、憑りつかれてますよ、って。

想像してみてくれ。
顔を合わす度に妙な態度をとり続けた女が急に呼び出してきて、憑りつかれてますよ。と来た。

普通、コイツどっか可笑しいんじゃね? とか思うだろ? 
俺も思ったよ、大学生にもなってこんなのいるんだ、って。


霊感少女? はぁ? 馬鹿じゃないって? でもさ、一応聞いたよ。何が憑いてるんだって。
したらさ、その女、それは言えない、でもこのままじゃ危険だって、
だからメアド教えてくれ。ってふざけたこと言うんだよ。


こちとら、肩痛くなる程度で2か月間それ以外の何の被害も受けてない訳さ、だから最初は断った。
でもさ、何処から知ったかその女からメールが来るようになっちゃって。毎晩毎晩。
『大丈夫?』『痛くない?』『助けてあげるから』とそんなのが送られて来る。
 

メアド変えても、何処で知ったか分からないが変わらずメールが送られてくる。
それがもう5年、大学卒業して社会人になった今もずっと変わらず送られ続けてくる。
相変わらず左肩は重いけど、そんなのは今は大した苦じゃない。この女をどうにかしてほしい。


304: 本当にあった怖い名無し:2012/05/03(木) 18:10:38.26 ID:gcbZy0Y00
以上、終わり。

普段、文章なんて書かないし、落ちもない終わり方になったけど以上で終わりだ。
改めて書いた文章読むと釣りっぽいけど、釣りじゃない。これホントに何とかなんないかなぁ?



349:
本当にあった怖い名無し:2012/05/04(金) 13:45:35.60 ID:QFIfWOjGO
踊場
私の卒業した小学校付近は戦争当時、空襲がひどかったらしく
今でも防空壕の跡地や数年前も不発弾などが見つかったり、慰霊碑などが多く建てられている。


小学生の頃、部活が終わり、さぁ帰ろうとしている時に仲良しのAが
『あ!給食着がない…もしかしたら教室かも…』と言った。

あいにく明日は休み。

週末は給食着を持ち帰り洗濯をして次の当番へ回さないといけない為
どうしても取りに行かないととの事で、Aと仲良しのBと私の三人で恐る恐る教室へ探しに行くことにした。

教室へ行くには階段を登り二階の踊場を通り過ぎなければならない。

その踊場の鏡はこの学校の七不思議の一つであり、
夕方、この鏡を見るとこの世のものではないものがうつると言われていた。

ただの迷信と言い聞かせていたが、やはり夕闇に照らされてるこの踊場は不気味というしかなかった。
目をつむりながら踊場を通り過ぎ急いで階段を登りやっとの思いで教室へたどり着いた。

『あ!あった!』と給食着を持ちAの安堵する表情とは裏腹に
またあの踊場を通り過ぎなければいけないのかと苦痛に思った。


すると、突然Bが、
『ねぇ、あの踊場の鏡ってさ…本当に何かがうつるのかな?』と言い出した。
…おいおい、やめてくれ。とは思ったが、どっちにしろ帰るにはあの踊場を通り過ぎなければならない。
辺りは一層暗くなるばかり。
それならば早く進むしかないと意を決して教室を出て階段を降り始めた。



350: 本当にあった怖い名無し:2012/05/04(金) 13:46:09.04 ID:QFIfWOjGO
一段、二段と降り続け、とうとう踊場へ。
早く通り過ぎろうとするAと私とは違い、Bは興味深くまじまじと鏡を見つめていた。

すると…
『あ…』
とBが呟き私とAも不意に鏡を見つめてしまった。

そこには、いつもと何ら変わらない情景、そして私達の強張った表情、
そして、その横に、防空頭巾をかぶったモンペ姿の女の子…。

私達は、その場から動けなくなってしまった。
その女の子は、泣きそうな表情を浮かべながら私達の方へ必死に手を伸ばし、

『…もう戦争は終わったの?』
とつぶやいた。

私達は、恐る恐る頷いた。
すると、見る見るうちに女の子は笑顔になり
『…よかった。』

と一言呟き、そのまま消えていった。

私達は歩き出し気がつくと通学路を歩いていた。
誰も一言も話さなかった。
恐怖というより切ない虚しさがこみあげていた。

戦争でたくさんの方が亡くなった。
あの女の子も恐らく犠牲者で恐怖で何十年も隠れていたのだろう。…鏡の中に。
ふと、見上げると、慰霊碑があった。
いつもは何とも思わず通り過ぎていて気づかなかったただの慰霊碑。
私達は誰からとも言わず、手を合わせてた。



355:
本当にあった怖い名無し:2012/05/04(金) 14:18:56.43 ID:G4St8NS70
>>350
切ない話だ
安心して成仏して、平和な日本に生まれ変わってほしいね



427:
本当にあった怖い名無し:2012/05/05(土) 21:12:44.00 ID:KAeeutWi0
バイクを見る子供
俺が体験した洒落にならない話。

もう帰ってきたが、昨日まで、原付で旅行してた。
二日の大雨の日、静岡県の道の駅で休憩しようと立ち寄った。
その日は朝から箱根越えしてたせいもあってか、疲れてへとへと。

原付を駐車場に止め、さあトイレに行こうと、バイクから降りると、
小学校低学年くらいの子供が、傘もささずに小走りで原付の真横まで来た。
俺を一目も見ることも無く原付を見ている。
原付は何処にでもあるリトルカブで珍しいものじゃない。
近くにいくつかある大型バイクの方が変わってるのになんでこんなバイク見てんだろ?って気になった。

[どしたん?」って俺が聞いても返事も何もしない。
まあ、取りえずトイレ行こうと思い、トイレの方に目をやった時、トイレから太ったおばさんが出てきた。
その途端、子供が大声で「痛い!!痛いよ!!」って叫び出した。
ビックリして子供の方を見ると子供は足の甲を押さえて叫んでいる。
わけもわからず、「え!?大丈夫か!!」って聞いても痛いとしかいわない。

そこへ太ったおばさんが大慌てで走って来て、
「○○ちゃん大丈夫?ひかれたの??」って大声で叫ぶ。
なぜか頷く子供。

「え?いや?ひいてませんよ?」
「何があったん?」とわけわからん状況に混乱しながら聞く俺。
子供は俺の問いには答えず、
母親のひいた当たったの決めつけ質問には頷きで答える。

なぜか、完全に俺がひいたせいになってた。
おばさんに状況を説明しようとしてもロクに聞いてくれない。

半泣きになりながら俺じゃないと訴えてると、
一部始終を見ていたらしい、近くの木の陰でカッパ脱いでたおっさんが釈明してくれて事なきを得た。

子供がなぜあんなことをしたのか謎。エンジンを止めてバイクから降りた後に子供が走ってきたので、
絶対に当たっていない。疑いが晴れた後、子供は普通に歩いて行ったし。
トイレの方を見た一瞬の間に原付でも蹴ったのか?にしても音も聞こえなかったし・・・。



429:
本当にあった怖い名無し:2012/05/05(土) 21:59:48.05 ID:BudI088f0
>>427
うわ~、嫌だな…
自分もバイク乗るから読んでて心臓が痛くなったわ
おっさんいてくれて良かったね



446:
本当にあった怖い名無し:2012/05/06(日) 02:36:43.04 ID:L1lKzzZI0
エイズ患者の襲撃
まあしかしHIVは怖いよ
ちょっとコピペ

[エイズ患者]自分の血液塗った弓矢で市民襲撃計画 中国
エイズの末期患者の男(23)が社会を逆恨みし、自分の血液を塗った弓矢や注射器で
市民を襲う計画を進めていた事件が中国南部の広西チワン族自治区であった。

地元紙によると、注射で麻薬を常用してきた男は2006年1月、病院でエイズの発病を知り、
余命3カ月と宣告された。絶望した男は数十本の注射器を購入、小学生らをだまし
自分の血液で「予防注射」しようとした。

また、2006年1月13日には、手に入れた爆弾で公安施設を襲撃。武装した警察隊に
自宅を包囲され、爆弾を手に抵抗し、警察隊の発砲で負傷した。
病院に搬送されたが、治療中も隠していた血塗りの弓で、
「お前たちにエイズを感染させてやる」と叫んでいたという。

男は2006年1月16日に死亡したが、自宅から自分の血液を入れた注射器24本と
血を塗った刀類が発見された。同自治区ではエイズ感染者が確認されただけで
2万人を超え、エイズの蔓延が進んでいる。



449:
本当にあった怖い名無し:2012/05/06(日) 06:09:10.62 ID:kwY1a4YI0
>>446
それはHIVが怖いんじゃない。中国が怖いだけだ



481:
本当にあった怖い名無し:2012/05/06(日) 20:14:42.61 ID:f8ZCeYea0
幼少期に宮崎勤死刑囚と遭遇した話
http://anond.hatelabo.jp/20080618134337
↑作り話にしてはあまりにも具体的過ぎる。怖すぎだろ・・・・

とりあえず転記する

幼少時、私は宮崎勤死刑囚に遭遇している。

これまでこのことについて他人に話したことはほとんどなかったけれど、
死刑執行された今後、もう話題に上ることもないだろうと思うとふいに記憶が惜しくなった。


=====
21年前、小学2年生の時だ。幼なじみと近くの林で遊んでいた。道路のすぐ横が斜面になっていて、
そこの土は他と違って粘土質で土遊びにもってこいだったため、私たちの格好の遊び場だった。

斜面は道路を隔てて中学校と住宅に面していた。
とはいえ繁華街からは遠く離れており、人通りは多くない。
住民以外は滅多に見かけない土地柄だった。
当然、知らない人にはついて行かないようにと教えられていた。


見知らぬお兄さんが、道に迷ったといって私たちに声をかけてきた。
小さな白い車に乗ってきたらしく、地図を広げて「○○公園って知ってる?」と聞いてきたのだった。


お兄さんが探している公園は私たちの通う小学校に隣接していて、
この住宅地の中では一番大きな公園だった。家からは子供の足で20分はかかる。
よく知っている公園なので、私たちはすぐにお兄さんに道を教えることができた。



482: 本当にあった怖い名無し:2012/05/06(日) 20:16:34.37 ID:f8ZCeYea0
「やっぱりよくわからないから、車で一緒に乗って行ってくれない?」

「でも知らない人の車に乗っちゃ行けないって言われてるから」

私たちは断り、もう一度道を説明した。だがお兄さんはその場から離れようとはしなかった。

「まだ時間があるから、一緒に遊ぼうよ」

「何時まで?」

「4時に仕事があるから、それまで」

私も幼なじみも時計を持っておらず、5時に消防署のサイレンが
鳴ったら帰ってきなさいと言いつけられていた。
知らないお兄さんと遊ぶのに警戒心がなかったわけではないはずだが、
4時までと時間を区切られたことに安心したのだと思う。


「じゃあいいよ、一緒に遊ぼう」

私たちは彼を受け入れた。

しばらく3人でしゃがみ込んで土をいじっていたが、
お兄さんが「この崖の奥はどうなってるの?」と立ち上がった。
粘土質の斜面を上がると木が生い茂り、ちょっとした探検気分が味わえる林になっていた。



483: 本当にあった怖い名無し:2012/05/06(日) 20:18:21.71 ID:f8ZCeYea0
「ちょっと見てみたいから、一緒に行こうよ」

誘われて、林の中に入っていった。

大人の足は、子供の踏み入れたことのない場所まで分け入ってしまう。

「この先は行ったことがないから怖いよ」

「今何時? 公園に行かなくていいの?」

という私に、彼は

「大丈夫だよ」

と気にせずどんどん林の深くに進んでいく。私は不安だった。
大人の目の届くところで遊ぶつもりが、知らないところで
知らない人と遊んでは母の言いつけを破ることになる。

知らない人と遊ぶことがどうしていけないのかきちんと考えもせず、
ただ言いつけにそむく後ろめたさが不安の理由だった。


やがて少し開けたところに出、花か草かを摘むためだったか、私たちはまたしゃがんで遊び始めた。

3人で車座になり、そこで私たちはお兄さんに名前を聞いた。
お兄さんと私と幼馴染の苗字には共通点があった。3人とも「宮」の字がつくのだ。



484: 本当にあった怖い名無し:2012/05/06(日) 20:19:29.36 ID:f8ZCeYea0
「一緒だね」

「おそろいだね」

そう言い合った。それで私は彼に親近感を覚え、不安は薄れた。

お兄さんは特に何をするでもなく私たちが遊ぶのを見ていた。
そのうち私は、妙にお尻がくすぐったくなってきた。

木の枝でも当たっているのかと見てみても、それらしきものはない。
変だな、変だな、と何度か思ううち、それがお兄さんの手のせいだと気づいた。

スカートの下に手をもぐらせて、ブルマーの上からおしりを撫でているのだった。

子どものおしりを触る大人というものが私には不可解だった。
大人の男の人は大人の女の人のおしりを触るもので、

それがエッチなことであると知ってはいた。
そのはずが、なぜ子どもを触るのか、お兄さんの行為が不思議だった。


私は触られるのがいやだと思った。変な触り方をするからだ。
くすぐるようにこそこそと撫でるのでむずがゆかった。
だが抗議をするのに少しためらった。

大人の女の人は大人の男の人におしりを触られたら怒るものだ。
クラスの男子にスカートめくりをされたら、

女子は怒るのが当然だ。だが、大人が子どもに触るのも同じように怒っていいのだろうか。

このあたりの葛藤は今でもよく覚えている。
このころはまだ、ペドフィリアというものの存在が今ほど広く認知されていなかったせいだろう。

子どもにいたずらする大人はいるにはいたし、母親たちもそれを警戒していただろうが、

私たち子どもには

「知らない大人についていかないのは誘拐されて身代金を要求する悪い人がいるから」だと教えていた。
幼児に性欲を向ける大人の存在は子どもたちには隠されていた。
その存在が大きく世間を騒がせるのは宮崎勤事件以降のことだ。


486: 本当にあった怖い名無し:2012/05/06(日) 20:41:16.78 ID:f8ZCeYea0
ついに私は勇気を出して声を上げた。

「おしり触ったでしょー」

「触ってないよ」

「触った!」

「いいじゃない、ブルマはいてるんだから」

驚いたことに、幼なじみも彼のこの言葉に賛同した。

「そうだよ、ブルマはいてるんだから」

幼なじみは私よりもさらに世知に疎く、幼かった。
彼女には年の離れたいとこがたくさんいたから、お兄さんに遊んでもらうのに警戒がなかったのだろう。


今ならそんな言葉に言いくるめられるわけがないが、幼なじみの援護もあって当時の私は納得した。これ以上抗議するのも大人ぶっているようで恥ずかしかった。


487: 本当にあった怖い名無し:2012/05/06(日) 20:41:44.46 ID:f8ZCeYea0
何度目かの私の「今何時?」攻撃にお兄さんは重い腰を上げ、3人は林を戻り始めた。
私たちは元の斜面に出たところでさよならのつもりだったが、お兄さんは


「まだ遊べるよ」

と言う。

「お仕事でしょ? いいの?」

「なくなったんだ」

携帯電話の普及していない時代だ。彼の言い分は不自然だった。
父の姿から、大人にとって仕事は何より大事なものだと思っていた私に、また彼への不信感が芽生えた。


「ここじゃなくてもっと広いところに行こうよ」

「どうして?」

「ボールがあるから、それで遊ぼう」

彼はゴムのボールを持っていた。野球ボールくらいのサイズだったと思う。

「○○公園は?」

彼は最初に尋ねた公園を挙げた。


488: 本当にあった怖い名無し:2012/05/06(日) 20:42:20.60 ID:f8ZCeYea0
「そこは遠いよ」

「車に乗っていけばいい」

「知らない人の車に乗っちゃいけないって言われてるから」

「もう知らない人じゃないでしょ」

「でも……5時になったら帰ってきなさいって言われてるから」

私の抵抗に比して、幼なじみはあっさりしたものだった。

「××公園なら近いから、そこに行く?」

と彼に提案し、私もその案に妥協した。
彼と遊ぶのが楽しいらしい幼なじみを見ていると自分の警戒が的外れなように思えて、
ブルマの言い訳同様彼女に従ってしまった。



489: 本当にあった怖い名無し:2012/05/06(日) 20:42:37.54 ID:f8ZCeYea0
車には乗らないと私が強情を張ったので、公園まで3人で歩いた。
公園には時計があった。正確な時間は覚えていないが、4時は回っていた。
しばらくキャッチボールをして遊んでいると、大きなサイレンが鳴った。消防署のサイレンだ。

「5時になったから帰らなきゃ。Mちゃんも帰ろうよ」

私は幼なじみに促した。

それなのにお兄さんは、

「まだ明るいから平気だよ。それよりもっと広いところに行こう。やっぱり○○公園に行かない?」
と誘ってくる。

私は刻々と時計の針が5時を過ぎることに落ち着かず、とにかく帰る、と繰り返した。

「Mちゃん、帰ろう」

Mちゃんが誘拐されたらどうしよう、となんとか一緒に帰るよう幼なじみを口説いた。
幼なじみは迷っているようだった。同じく門限は5時だったが、
お兄さんの誘いも魅力的だったのだろう。私はこれ以上、母の言いつけを破るのはいやだった。



490: 本当にあった怖い名無し:2012/05/06(日) 20:43:47.55 ID:f8ZCeYea0
「私、帰る!」

帰ろうとしない幼なじみを置いて、私は走って公園を出た。
早く帰らなきゃ、と思う頭の片隅で、幼なじみを置いてきたことが気がかりだった。


家に帰ると、母が夕食を作っていた。

「おかえりー。だれと遊んできたの?」

「Mちゃんと」
知らないお兄さんのことは言わなかった。


何日か後、部屋で遊んでいる私のもとに深刻な顔をして母が入ってきた。
「あんた宮崎さんって知ってる? こんな手紙が入ってたんだけど……」
母の手には、折りたたんだルーズリーフが握られていた。

「あっ! この間、Mちゃんと一緒に遊んだ人だよ」
私はばつの悪い思いをしながら、母に説明した。母は眉を曇らせながら聞いていた。


499: 本当にあった怖い名無し:2012/05/06(日) 23:18:30.34 ID:f8ZCeYea0
「最近見かけない車がこの辺をうろうろしてたけど、その人だったのかもね。
あんた宛にこんな手紙がポストに入ってるから、何があったのかと思った。そういうことはちゃんと言いなさい」


「ごめんなさい、車に乗らなかったし、5時に帰ってきたから大丈夫だと思って」

「それはえらかったね。それにしてもMちゃんも無事でよかった」

そう言って、母は幼なじみの家に電話をかけた。
あのあと幼なじみも私の直ぐ後に帰り、同じような手紙が入っていたらしい。


大人たちは真剣な面持ちで何度か話し合いをしていた。
家を突き止められた以上また会いに来るかもしれないが、
今度こそ大人を呼ぶようにと言い含められ、手紙は母の管理化に置かれた。


ことが大人の手に渡れば、子どもが心配するようなことはないと思った。
私はそれきりそのことを忘れた。



2年後、私は4年生になっていた。
テレビから連日、幼女誘拐殺人事件の報が流れていたある日のことだ。


お風呂上りにテレビを見るともなしに眺めていた。
相変わらず、宮崎勤容疑者が映っていた。画面の中から、彼の青白い顔がこちらを向いた。


その瞬間、経験したことのない感覚がぞーっと駆け巡った。冷や水を浴びせられたような、
とはあのような感覚を言うのだろう。あのときはそんな言葉もしらず、混乱して呆然と突っ立っていた。



500: 本当にあった怖い名無し:2012/05/06(日) 23:19:02.22 ID:f8ZCeYea0
「あのときの人だ!」

宮崎勤の顔を見たのはこれが初めてではなく、
何度もテレビで目にしていたのに、なぜ今まで気づかなかったのか。


受けた衝撃は言葉にならず、私は黙って自分の部屋へ引っ込んだ。

1人で2年前のお兄さんの顔を思い出そうとしてみるが、
はっきりと思い描けない。色の白い、穏やかそうな印象しか覚えていない。


ただ似ているだけの人だろうか。だが私はさっきの戦慄で確信していた。
あれは宮崎勤だったのだ。



それから、母に一度、幼なじみに一度、話したことがある。
人に言っても信じてもらえないだろうと思っていたから、打ち明けるのに慎重を要した。


「2年生のときに会ったお兄さんを覚えてる?」

母は、
「あのときの手紙、どこかにまだあるはずだけど。
あれが宮崎勤だとしたら、殺されてたのはあんただったかもしれない」

と言って恐怖を分かち合ってくれた。

幼なじみは、
「そうだった? あのお兄さん、山口さんって言ってなかった?」
と反論した。

いずれも、2度は話題にしなかった。


501: 本当にあった怖い名無し:2012/05/06(日) 23:19:30.36 ID:f8ZCeYea0
私の勘違いならそれでかまわないのだ。
小さかった私に起こった奇妙な出来事と、例の凶悪犯と、接点がないならそれに越したことはない。


普段は忘れているが、ふとした折、4年生の私の体を襲った心底からのショックを思い出す。
あれはなんだったんだろうかと。
あのお兄さんが宮崎勤でないなら、私が受けた感覚はなんだったんだろうかと。




512:
本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 01:57:33.06 ID:BnLXL9byO
宮崎勤がロリコンじゃないのは事実。
年相応の女性と交際した事もあるし、所持AVもエロ本も成人女性のものばかりだった。



513:
本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 02:03:56.18 ID:Ucdo9kqW0
当時漫画やアニメに利益を持ってかれると思っていたマスゴミは意図的に誤報した
宮崎の部屋にあったビデオにアニメが録画されてる事にしたりね。

今はフジもオリジナルアニメを作ってる、滑ってるけど。



515:
本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 04:31:20.42 ID:cVU88X33O
宮崎って、なんか手に障害あったんじゃなかったっけ?
勘違いかな?



516:
本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 04:42:37.60 ID:LrgSgUoM0
そう、
それを気にして成人女性に対応できなかった、て話があるね。



834本当にあった怖い名無し:04/09/29 17:35:59 ID:kB2y53ea
百物語
小学3、4年生くらいの頃の話です。

「百物語をやろう」と、誰かが言ったのがきっかけでした。
とはいっても、1人で何十個も怖い話を知ってるわけもなく、10名が1人10個ずつ話す事になった訳です。
私も必死で怖い話を覚えて参加したんです。

まあ100個と言っても、似たような(ほぼ同じ)話もちらほら。
ローソクも2、30本ずつ立てて、残り少なくなったらまた火をつける。
体育倉庫に忍び込んでやってたんで、すごく狭かったんですよね。
私も話し終わり、70話、80話と、どんどん進んでいったんです。
放課後から始めたので、すでに日は落ちかけてます。

そして、最後の人が100話目を話し終え、ローソクを消す・・・
数秒の沈黙が恐怖をかきたてたのだけど、何も起きず。
誰かが「なんだよ、やっぱなんにもおきねーじゃん」と。

私もちょっとだけ期待してたんですが、まあこんなもんかとね。
大体、同じ話とか、ローソクをいっぺんに立てないとか、ダメな要素満点だったし。
でも、それまでのなんともいえない緊張感ってのが楽しかったので、
それなりに満足して、みんなして体育倉庫を後にしていく。

最後に私が体育倉庫のドアを閉めて振り向き、なんとなく人数を数えたんですよ。
1、2、3・・・7、8・・・9・・・??9人?
みんな歩いていたし、最初は数え間違えだと思ったんです。
みんなを呼び止めました。


836本当にあった怖い名無し04/09/29 17:40:04 ID:kB2y53ea
「ちょっと!!」
あまりにデカイ声だったのでしょう。みんな私のほうを振り向いて、歩みを止めました。
私は無言のまま、もう一度人数を数えました。

・・・やはり9人しかいない。おかしい。
「なあ、誰か先に帰った?」
先頭のほうを歩いてた奴が答えた。
「いや、誰も帰ってないと思うぞ。どしたん?」

私は正直、訳が分かりませんでした。
1人足りなかったんじゃないんです。
問題は、1人足りないと思われる人が、誰か分からないんです。

私は答えました。
「え?だって、10人でやってたでしょ?いま・・・9人だよ・・・?」
みんな人数を数え始めました。
そして、みんなの顔色が、目に見えて変わっていったのが分かりました。

そして、私と同じ疑問を口にしていました。
「なあ・・・誰がいなくなった?」
そうです。
確かに1人居なくなったのに、それが誰だか思い出すことが出来ないのです。その場の全員が。

誰かが言いました。
「今日は遅いから帰ろう・・・」
みんな無言で帰っていきました。

次の日からクラスには、誰もいない席が一つ出来ました。
誰かいたような気はするが、先生も含め誰も思い出せません。
名簿にも載っていませんでした。
1人の人間が消えたという事実が、あったかどうかすらあやふやになってしまいました。


837本当にあった怖い名無し04/09/29 17:46:40 ID:kB2y53ea
それから10年以上たちます。
今では百物語をやった事すら、記憶から消えようとしています。
でも、たしかに最初はいたのです。
誰も覚えてません。これからも思い出すことはないでしょう・・・
永遠に消えた、クラスメートの存在を・・・



831本当にあった怖い名無し:2007/09/29(土) 08:07:00 ID:/FqlreZh0
死神
知人のクラスメイトの話。

彼は誕生後のお宮参りに行った際に、
坊さんに「この子は神様の子だから、長生き出来ないね」と言われた。
彼の両親は、「生まれたばかりの子に何て事を言うのだろう」とカンカンで、
別の所にまたお参りへ行ったのだが、そこでもやはり同じ事を言われた。

高校に入った頃、彼は周囲に「俺もうすぐ死ぬわ」と言うようになった。
「何で分かるんだ」ときいてみると、「死神見たから」との事。
「窓の向こうで逆立ちしてる人がいるんだ。あれが死神だ」

それから間もなく、彼は泳ぎが得意だったにも関わらず、水の事故で亡くなった。
奇妙なのは、土左衛門にしては遺体が奇麗だったという点。

この話をしてくれた知人も、死神を見た事があるらしい。
夜、窓の外から父親が「おーい」と呼んでいるので、お父さんだーと思って、そのまま二階から出て行こうとした。
その瞬間、母親に止められた。
「だってお父さんが」と窓をさすと、「何言ってるの。お父さんそこにいるでしょ!」と驚かれた。
確かに父親は部屋に居て、もう一度窓の外を見てみると、
全身真っ赤な人が、逆さまになって手招きしていたそうだ。

死神って、逆立ちで出るんかね?



284 :1/5:2007/07/26(木) 04:15:20 ID:huQLbI0n0
カーテンの向こう側・・・
前に住んでたマンションの時の話しなんだけど、俺は2階の角部屋に住んでた。
そこは3DKのマンションで、学生の俺には広すぎる状態ではあった。
でも、都内ではないから家賃は80000円。

バイトもしてたし、仕送りもあるし、5万くらいで1ルームに住むより全然いいわってことで、
そのマンションに住んでたんだけど、住んでから気付いた。(しかも3ヵ月後くらいにwwwww)
・・・道路挟んではす向かいが、セレモニーホールだって事に。
その時は、マジでうわぁ・・・って思った。

しかも、リビングに小さな小さな出窓がついてて、そこからセレモニーホールが丸見え。
だから、夜通し明かりがついてる時なんかは、あぁ、今ここに死体あるのか・・・とか、
何かちょっと怖い想像もしてしまったりしてた。

まぁ、一応カーテンつけてるし、別に害はないしってことで、
逆に、その小さな出窓を開けて外を眺めながらタバコを吸うってのが、
俺の日課みたいになってたんだよね。


285 :2/5:2007/07/26(木) 04:16:15 ID:huQLbI0n0
そんなある夜、いつもの様に部屋の電気を落として、出窓開けてタバコ吸ってたんだ。
そしたら、ふと視界の隅で何かが動いてるのを捉えた。
何の気なしにそっちを見ると、セレモニーホールの屋上を誰かが歩いてる・・・。

ちょうどその時、セレモニーホールは色の塗り替えをやってたから、
建物の横に足場もあったし、作業員かな?と思ったんだよね。
その時は、不思議と怖いとかはまったく思わなかった。

でも、夜中も3時近いのに塗り替えやらないよな・・・と思って、
メガネを取ってきてもう一度よく見てみた。
その瞬間、めちゃめちゃ怖くなった。

屋上を歩いてると思ったのはまず間違いで、
どう考えても屋上のフェンスを乗り越えて、フェンスの外を歩いてるんだ・・・。
そこにどれ程のスペースがあるか知らないけど、普通の精神のヤツだったらそんなとこ歩くわけない。
次に、それはワンピースというか、白衣というか・・・何か青白っぽいスカートの様な服を着た女だった。
俺はマジでその瞬間、こいつ精神病患者で自殺する気だ!!って本気で思った。


286 :3/5:2007/07/26(木) 04:16:53 ID:huQLbI0n0
その女は、両手を上に上げたり横に広げたりしながら、
その屋上のスペースを右へ左へ行ったり来たりしてた。
横にスペースなんてないんだろうから、この時点でおかしかったんだろうけど、全然気付かなかった。
俺は通報しなきゃ…って考えはまったく浮かばずに、何故かその光景に見入っちゃったんだよね。
ボケーっと・・・

そして、タバコの2本目を付けて、もう一度そっちを見た時に女が止まってて、
明らかにこっちを見てるのに気付いた。
げぇっ!バレた最悪・・・って思うと同時くらいに、
女が両手を前へならえの感じで、俺の方にゆっくり下から上へ上げるように突き出して、
地面と平行に上がりきるくらいのところで、前のめりに倒れて行った。
マジで声も出なかった。何か超ゆっくり女が倒れていくのが見えてた。


287 :4/5:2007/07/26(木) 04:19:35 ID:huQLbI0n0
…と思ったのもつかの間、
女がこっちに向かって両手を伸ばしたまま、大きな口を開けてぶわ~って飛んで来た。
この時の俺のとっさの行動は、今思っても奇跡。
すごい速さで出窓ガラスを閉めて、カーテンを引いた。

んで、後からカーテンの上からカギをかけた。
その行動が終わって、2秒後くらいだったと思う。
息をつく間もなく、その窓がドンドンドン!!!!!!!って三回叩かれた。

しかも、音の大きさや激しさからするに両手で。
マジで半分くらい腰を抜かしながら、手探りでリモコンスイッチで電気つけて、
神経ピリピリさせながらしばらく震えてた。
絶対にあの女入ってくる!って思って。

でも結局、10分経っても20分経っても何もなくて、
気分的に落ち着いてきたから、今のは何だった??って思いだして、
もう一度見てみようかな…って事になった。

それで、何もなければ何か安心して眠れるって思ったんだよね。
でも、カーテンを開けちゃうのは怖かったら、
代わりにカーテンの隙間を片側押さえつつ、ほんのちょっとだけ親指分くらい開いてみた。
そしたら、そこに窓に思い切りギューッってされて、白くなってる指の一部が見えた・・・。


288 :5/5:2007/07/26(木) 04:20:29 ID:huQLbI0n0
後はもう、そのまま一睡もしないで朝を迎えたよ。
次の朝は思い切ってその窓を開けたけど、別に窓に何か手形が残ってるとかはなかった。

でも、俺はその時以来、一年以上、夜にそのカーテンは開けなかったし、
出掛ける時も、そのカーテンとリビングのメインのカーテンだけは閉めて出掛ける様になった。
夜に帰った時に、そいつが張り付いてたら怖かったから。

結局、その後は家では一度もそういう事に出くわした事はなかったけど、
あの時のあの女が何なのか、何の目的で窓にべばりついていたのかは永遠の謎・・・だろうね。



170 :本当にあった怖い名無し:2007/07/23(月) 06:19:24 ID:MwfIi9S30
鬼ごっこ
これは俺が小学校6年の時に、同じクラスのSって言う奴との間に起こった出来事です。

コイツはいつも挙動不審で、わけのわからない奴だった。
事業中はいつも寝ていて、給食だけ食べていつも帰っているだけ、という感じだった。
もちろんクラスでは馬鹿にされていたし、俺も馬鹿にしていた。
今にして思えば、軽い知的障害があったのかもしれない。

小学校の3年か4年の頃も一緒のクラスで、
このSも含めて数人で、鬼ごっこをやった事がいちどあった。
チャイムがなった後にイスに座ったら終了、と言うルールだった。
つまり、チャイムがなった後に、鬼を残して全員が席についたら鬼が負けという事だ。

最初は俺がじゃんけんに負けて鬼になった。
Sは一人だけトボトボ歩いていたので、すぐにSにタッチした。
Sは鬼になっても走らないでトボトボ歩いていた。チャイムがなってもそれは変わらなかった。
チャイムがなると、みんないっせいに教室に向かい自分の席に着いた。

S以外は全員自分の席についた。
「あいつ追いかけてこないからつまんねーな」
「あいつなんなんだよ」などと、みんなでSの文句をいっていた。

まもなくしてSは教室に入って来た。なぜか泣いているふうに見えた。
Sはイスに座っている俺にまっすぐ向かってきた。
そしてあろうことか、俺に殴りかかってきた。
どうやら、イスから無理やり立たせようとしてきたのだった。
それとほぼ同時に担任が教室に入って来たので、そのまま喧嘩にもならないまま終わってしまった。

Sのやった行動はクラスの奴が全員みていたので、
Sと遊ぶ奴はもちろん、話す奴もいなくなってしまった。
そして、Sの半径5m以内に近づかないゲーム、というのがクラスで流行りだした。
これはSと同じクラスの間中ずっと続いた。
・・・そういえば、Sが授業中に寝るようになったのも、この頃からだったような気がする。


171 :170:2007/07/23(月) 06:22:39 ID:MwfIi9S30
小学校6年の7月くらいに、席替えでSと同じ班になった。
これは、狭い会議室を一緒に掃除する事を意味していた。
さすがに近づかないゲームは終わっていたが、関わりたくなかった。

この会議室は先生が見ていない場所なので、だれも真面目に掃除をするものがいないところだった。
俺は手のひらの上にホウキを乗せて、バランスをとって遊んでいた。
他のやつらも、適当にホウキを振り回して時間を潰していた。Sだけが糞真面目に掃除していた。

掃除の終わりを告げるチャイムが鳴った。
みんなそれと同時にホウキを掃除箱に放り込んで、逃げるように会議室をでていった。
俺はほうきでバランスを取る遊びの途中だったので、
バランスを崩して終わったらホウキをしまおうと思っていた。

俺はバランスを崩しゲームが終わった時、会議室にSと二人きりということに気づいたので、
すぐにほうきをしまって教室から出ようと思った。
そして同時に、しまったと思った。Sが掃除箱の前で仁王立ちしているのだった。

今思えば、ホウキをその辺にほっぽり出して教室から出ればよかったのだが、
ホウキが出ていると怒られると思ったので、Sに言った。
「そこ邪魔だからどけよ・・・」

Sは言った。
「あの時タッチされてない」
そういうと、猛ダッシュでSは俺から逃げていった。

教室に帰ってからも、Sは追いかけてもいないのに俺から勝手に逃げ回っていた。
自分のイスに座ると、Sはニヤニヤして勝ち誇った顔で俺を見てきた。
あの時の続きをやっているのだろうか??そしてこれは、この日から毎日続いた。

最初は呆れていたし相手にしていなかったが、
まえに突然殴られたときやり返していなかった事などもあってか、凄くムカつくようになった。
しかし、タッチでもしようものなら、この馬鹿と鬼ごっこをすることになると思ったのでこらえた。

相手にしなければ勝手に止めると思っていたが、Sの行動はエスカレートしていった。
トイレに行くのにもイスに座ったまま、引きずりながら行くようになったのだ。
そして勝ち誇った顔で俺を見てきた。俺はSがムカついてしょうがなくなっていた。


172 :170:2007/07/23(月) 06:23:51 ID:MwfIi9S30
そして俺はある事を思いついた。
終業式の日に俺がタッチして逃げれば、学校が始まるまであいつはずっと鬼になるのだから、
もの凄く悔しがるに違いないと思ったのだ。
もちろんSは俺の住んでいるところを知らないし。教えてくれる友達もいない。

あいかわらずSは俺から逃げ回っていたが、
タッチされた時の悔しがるさまが想像できて、逆に笑えるようになって来た。

そして、とうとう終業式の日がやってきた。
俺は『Sが運動靴に履き替える為に上履きを脱いだ時に、タッチして逃げる』と言う作戦を立てていた。

終業式が終わり、帰りの会も終わった。俺はSを相手にしていないふりをして、そそくさと教室をでた。
Sは馬鹿なので、学校で使う道具をこまめに持って帰っていなかったので、
Sの机だけ荷物が凄いことになっていた。
俺は逃げやすいように、手ぶらで済むようにしていた。
俺は運動靴をはいて隠れて、Sが来るのをワクワクしながら待った。

30分くらいして、パンパンのランドセルを背負ったSが、荷物をひきずりながら歩いてきた。
Sが上履きを脱いだ。俺はその瞬間うしろからSの頭をおもいっきりはたいて、
「タッチーw」と憎々しい声で言って、その場から全速力で逃げた。
Sは想像以上のもの凄い反応をした。「ををぉーおー」ともの凄い大声で叫んだのだ。
俺は笑いながら走った。

必死で悔しがりながら走ってくるSを見てやろうとふり返った。
この時は、あの大荷物じゃ走って追いかけてきてないかもしれねーつまんねーの、などと思っていた。
しかし、Sは靴下のまま、荷物もほっぽり出して俺を追いかけてきていた。

Sの必死さに俺は大笑いしながら走った。
Sは「殺す!」「呪う!」「待て!」を、もの凄い声で叫んでいた。
最後のほうは、喉が変になっているのに無理やり出しているような声だった。

俺は家に帰ってからも笑いが止まらなかった。あーせいせいしたと心から思った。


173 :170:2007/07/23(月) 06:24:42 ID:MwfIi9S30
夕方頃、家でテレビを見ていると、「をおうー」という、人間とはおもえないような声が聞こえた。
Sが『殺す』といっている声だと直感的に感じ、冷や汗がでてきた。
あいつ、まだ探してるのかよ・・・
俺、みつかったらどうなるんだよ・・・

その日の夜、家に緊急電話連絡網が回って来た。
Sが死んだからだ。トラックに跳ねられたらしい・・・
後で知った事だが、信号を無視して道路に飛び出してきたらしい。
そして靴を履いておらず、足の裏と喉がズタズタだったそうだ。
そしてSが事故にあった時間は、丁度おれがあの声を聞いた時間だった。

Sが大荷物で教室から出てくるのが遅いせいか、俺が関っている事は誰にもばれなかった。
もしかしたら死ぬ直前まで、Sは叫びながら走り続けていたのかもしれない・・・

あの不気味な声だけで終われば、どんなに幸せだった事か・・・


175 :170:2007/07/23(月) 06:30:00 ID:MwfIi9S30
その夜、Sが死んだ日に聞いたあの声が聞こえてきた。
今度は追いかけられる番なのかもしれないと思った。

それからというもの、俺は毎日イスに座って過ごしている。
イスに座っていれば安全かもしれない、と思っているからだ。
今は、まるであの時のSのマネをしているような生活をしている。

イスに座って寝ている様など、授業中に寝ていたSそのものだ。
今ではSのように、他人が突然追いかけてくるようにおもえて近づくことができない。
また半径5m以内に近づけないゲームをやることになるとは、何と言う皮肉だろう。


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オーパーツ怖すぎwww地球には人間の前に違う文明があったよな

【閲覧注意】日本で起こった一番不気味な未解決事件てなんだと思う?

2ちゃん史上最大の奇跡ってなに?



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