これも首位独走の余裕なのか。巨人の原辰徳監督(55)が12日、坂本勇人内野手(24)を定位置の遊撃だけではなく、投手との二刀流で起用するかも−という仰天プランをぶち上げた。
一見、夢物語ともみえる原構想。が、この策は練られていた。延長12回引き分けで終わった10日の広島戦(マツダ)でベンチ入り8投手を使い果たした巨人。最後にマウンドへ登った西村が不慮のアクシデントに襲われた時の危機回避策が「投手・坂本」だった。
「状況を考えながらできる選手。分かってやるタイプだから」。広島空港で構想を明かした指揮官はこう言葉を続けた。「話題性もあるし」。小学校時代は投手で、捕手だった楽天・田中とバッテリーを組んでいた坂本。危機管理の一環ではあるが、G党ならずとも一度は見てみたいプランだ。 (川越亮太)
この記事を印刷する