米通商代表部(USTR)のカトラー次席代表代行は9日、環太平洋連携協定(TPP)交渉と並行して進める日米交渉後に、東京都内で記者会見し、日本郵政傘下のかんぽ生命保険は「民間企業との競争条件が平等ではない」と批判した。今後の日米の2国間交渉を通じて保険分野の市場開放への取り組みを求めていく考えを強調した。
カトラー氏は、TPP交渉に関して「日本に対して関税面で包括的な提案をしてくれることを求めていくつもり」と指摘し、日本は農産物の関税撤廃に応じる必要があるとあらためて訴えた。
日米交渉の初会合は、7日から3日間の日程で行われた。