米バイカルがメラノーマ治療薬の開発中止、株価急落
[12日 ロイター] - 米医薬品会社バイカル(VICL.O: 株価, 企業情報, レポート)は12日、皮膚がんの一種であるメラノーマ(黒色腫)治療薬「アロベクチン」について、開発を中止する方針を明らかにした。
後期の臨床試験で、化学療法と比較して、腫瘍を小さくしたり生存率を高めたりする点で大きな効果が得られなかったためと説明している。
バイカルのサマント最高経営責任者(CEO)は声明で「経営資源を感染症ワクチン開発に集中し、経費削減を通じて手元資金を確保するため、向こう数週間に必要な改革を行う」と述べた。
バイカルはアステラス製薬(4503.T: 株価, ニュース, レポート)と、移植後のサイトメガロウイルス感染抑制を目的とするワクチンを共同開発している。
発表を受け、米ナスダック市場午前の取引で、バイカル株価は一時60%急落した。
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身売りなどの可能性検討
カナダのブラックベリーは、身売りなどの可能性も含めた経営戦略を模索していると表明。これを受けて、株価は値上がりした。
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