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日本列島が連日猛暑に覆われる中、高知県四万十市で12日、国内観測史上最高の気温41・0度が観測された。2007年8月に埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市で観測された40・9度を更新。3日連続で40度以上が観測されたのも同市が初めて。ヒートアイランド(都市高温化)傾向にある中で、自然豊かな同市が更新したことに中平正宏市長(57)は驚きつつ「温度に負けない元気な市づくりを目指します」と宣言した。
新たに「日本一暑い街」となったのは、日本三大清流、四万十川が流れる高知県西部の静かな都市だった。観測地点は川上流の西土佐地区。7日に雨が降ったのを最後に市内は晴天続きで、水遊びに来た家族連れから市には「いつもより水位が下がり、明らかに干上がってきている」という報告があった。記録更新を受け、市内の農産物直売所には、地元の小学生がつくった「あつさ日本一!」と書かれた木製看板が掲げられた。
気象庁は1875年(明治8年)に当時の東京気象台で観測を開始。全国927地点の気温や降水量などを集計している。四万十市の、昨年までの最高気温は、2005年8月10日に記録した39・7度。40度を超えたのは今年が初めてで、10日に国内観測史上4位タイの40・7度、11日に40・4度を観測した。市防災課の職員は「例年より暑いとは感じていましたが、全国の記録を超えるとはほとんど予想していなかった。しばらく晴天が続いたことが影響したのでしょうか」と首をひねった。同市には海に近い場所にもう一か所の観測地点があり、こちらは36・9度が最高だった。
同課に入った情報によると、熱中症による救急搬送が少なくとも1件あったという。午後3時には防災無線を流し、屋外での無理な運動や作業は控えるように市民の注意を喚起。高齢者が住む家庭には戸別訪問、水分補給などの熱中症対策を呼び掛けた。
今後、他都市に“記録”を塗り替えられる可能性はあるが、中平市長はスポーツ報知の取材に、暑さを逆手にとっての街づくりを少しずつ進める考えを示した。「2015年に(市内の)西土佐に完成予定の『道の駅』には温度計を設置します。温度に負けない元気な市づくりをしますよ。熱中症対策にも力を注いでいきます」と意気込んだ。
(2013年8月13日06時02分 スポーツ報知)
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