催涙スプレー噴射の２９歳女逮捕　「お先にどうぞ」にイラッと

　東京都新宿区のＪＲ高田馬場駅の女子トイレで催涙スプレーを噴射したとして、警視庁戸塚署は１２日までに、傷害の疑いで相模原市の無職柏木麻耶容疑者（２９）を逮捕した。

　戸塚署によると、柏木容疑者は「トイレ内ですれ違った人に何かを言われ、イラッとしてやった」と供述。周辺の防犯カメラの映像解析などから浮上した。

　逮捕容疑は７月３０日午後１０時２０分ごろ、トイレ内で１０代の女性会社員に催涙スプレーをかけ、顔や腕に全治１週間の皮膚炎を負わせた疑い。ほかに１０〜３０代の女性６人が目の痛みなどを訴えた。

　同署によると、被害女性と柏木容疑者に面識はなく、被害女性が「お先にどうぞ」と声を掛けたところ、突然スプレーをかけられたという。