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強豪高校アメフト部員が熱中症死 練習試合中に突然倒れる
記者会見する箕面自由学園高の吉田忍校長(左)と顧問=12日午後、大阪府豊中市
Photo By 共同 |
大阪府豊中市の箕面自由学園高校は12日、アメリカンフットボール部に所属する3年の男子生徒(17)が、京都府で8日にあった練習試合中に熱中症で搬送され、10日に死亡したと明らかにした。
高校によると8日は京都府宇治市で立命館宇治高校と対戦。午前9時半から試合を開始し、試合終了直前の11時20分ごろにふらついて倒れ、日陰で休ませていたがおう吐したため119番した。
同校によると倒れた直後は意識があり、呼び掛けにも答えていたがおう吐の後、意識を失った。試合前に具合が悪いということはなく、倒れる直前まで異変はなかったとした上で、顧問は「高温多湿な環境で約10キロの防具を背負うことを考えると体調への考慮が足りなかった」と説明した。
救急搬送された病院では熱中症の一種「熱射病」と診断。熱射病は体温の上昇を伴うもので、男子生徒は搬送時43度の高熱だった。治療を受け、一時は38度台まで体温が下がったが、容体が急変。10日午前に死亡。試合中は5分ごとに水分補給の時間を設けており、箕面自由学園高校の後藤彰俊教頭は「対策をしていたが残念だ」と話した。
男子生徒は3人いる副キャプテンの1人で身長1メートル70、体重113キロの体格。オフェンスはセンター、ディフェンスはラインのポジションを務め、大阪府の選抜選手にも選ばれていた。部は91年に全国大会で初優勝し、昨秋も大阪府大会を制覇して全国ベスト4に入るなど強豪。現在は練習を見合わせているという。気象庁によると、京都府京田辺市では8日午前11時に32・1度が観測された。
[ 2013年8月13日 06:00 ]
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