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「在日韓国人」ルーツ告白後の婚約破棄めぐる訴訟、和解…宝塚市議が女性に解決金100万円、議員辞職は求めず
2013.8.12 10:30
[westセレクト]
祖父が在日韓国人であることを理由に婚約を破棄されたとして、大阪市内の女性(29)が兵庫県宝塚市の男性市議(34)に550万円の損害賠償を求めた訴訟があり、大阪地裁(増森珠美裁判官)で和解したことが12日、関係者への取材でわかった。
市議が女性に解決金100万円を支払い、女性は市議に議員辞職を求めないことを約束する内容。和解は先月26日付。
訴状などによると、市議は昨年6月に結婚を申し込んだが、女性が「祖父は在日韓国人」と伝えた数日後に結婚できないと翻した。市議側は訴訟で「差別意識はなく、政治的信条から結婚に消極的にならざるを得なかった」と主張していた。
市議は取材に「コメントは控えたい」としている。
市議会は今年3月、女性の人権を不当に侵害し議員の資質を欠くとして、市議の辞職勧告決議案を可決したが、市議は辞職しない意向を明らかにしていた。
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