2013.8.13 05:06

戦慄KO!山中V4「統一戦やりたい」/BOX(3/3ページ)

長男・豪祐くんを抱きながら勝ち名乗りを受ける山中。強いパパに感動して?豪祐くんは泣いちゃった

長男・豪祐くんを抱きながら勝ち名乗りを受ける山中。強いパパに感動して?豪祐くんは泣いちゃった【拡大】

 そんな山中に、IBF王者マクドネルから、4団体王者によるトーナメント大会の日本開催についてのオファーが届いたという。他にWBAの亀田興毅(26)と、この日リングサイドで観戦したWBO王者・和毅(ともに亀田)がいて、4団体のうち3人が日本の王者だ。

 「亀田くん、ぜひ統一戦をやって日本を盛り上げましょう」

 山中が試合直後のリング上から和毅に向かって呼びかけると、KOの瞬間に負けないほどの歓声がわいた。だが、中継するテレビ局の違いなどから、実現には高いハードルが控える。次戦は11月末か12月上旬に関西で行う予定。現実的には、相手がIBF王者となる可能性は十分にある。

 「強い相手とやるか統一戦をやりたい。(WBAスーパー王者)アンセルモ・モレノ(パナマ)と一番やりたい」。神に祝福される左ストレートを武器に、山中は最強を追い求める。 (伊藤隆)

■山中 慎介(やまなか・しんすけ)

1982(昭和57)年10月11日、滋賀・甲西町(現湖南市)出身、30歳。南京都高(現京都広学館高)でボクシングを始め、高3で国体優勝。専大へ進学しアマチュアでは47戦34勝(10KO・RSC)13敗。2006年1月プロデビュー。10年6月に日本バンタム級王座を獲得し、11年3月の初防衛後に返上。同年11月にWBC世界同級王座を獲得し、今回で4度目の防衛。プロ通算21戦19勝(14KO)2分け。左ボクサーファイター。1メートル70.5。

(紙面から)