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エスカレーター歩かないで!JR呼び掛けも「知らなかった」

JR東日本はポスターで、エスカレーターで歩かないよう呼びかけているが…
JR東日本はポスターで、エスカレーターで歩かないよう呼びかけているが…
Photo By スポニチ

 JR東日本が駅のエスカレーターで歩かないよう呼びかけている。立っている人とぶつかって転ぶなどの事故が多いためで、乗降客が増える夏休み期間中(7月29日〜8月31日)に「みんなで手すりにつかまろうキャンペーン」を実施。管内のエスカレーター付近に水色の啓発ポスターを掲示している。

 帰省客らでにぎわう東京駅で11日、エスカレーターの乗り方に変化があったかスポニチ本紙記者が確認してみたところ、急ぎ足の人が多いウイークデーほどではないが、立っている人の右側を歩いていく人は多かった。キャリーバッグを抱えて歩いた男性(42)は「そんなことやってるなんて知らなかった。歩いちゃうのはクセみたいなもの」と言い、キャンペーンを知っている人はほとんどいなかった。友人宅に向かう男性(18)は「エスカレーターでは、歩く人のために右側を空けるのがマナーだと思っていた」と話した。

 JR東日本広報部によると、昨年度エスカレーター上での事故は約250件も発生した。この事態を重くみて、管内でポスターを約2000枚掲示することにした。「急いでいる人は階段を利用していただければ」と呼びかけている。

 ≪日本の起源は大阪万博≫エスカレーターでは急ぐ人のために関東では右側を、関西では左側を空けるのが習慣。海外では、ニューヨーク、ロンドン、パリなども左側を空ける。欧米以外では中国や韓国も左空けだ。国内で初めて片側を空けたのは70年の大阪万博。たくさん訪れた欧米人にならって左側を空けたことが、今でも大阪を中心に影響しているとされる。関東や北海道、福岡などでは車を追い抜くのは右側であることから右空けになった。

[ 2013年8月12日 06:00 ]

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