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加ブラックベリー、身売りなどの可能性検討と表明

2013年 08月 13日 02:42 JST
 
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[トロント 12日 ロイター] - カナダのスマートフォン(多機能携帯電話)メーカー、ブラックベリー(BB.TO: 株価, 企業情報, レポート)(BBRY.O: 株価, 企業情報, レポート)は12日、合弁事業や提携、身売りなどの可能性も含めた経営戦略を模索していることを明らかにした。

種々の選択肢を検討するための特別委員会を設置。またフェアファックス・フィナンシャル・ホールディングスの最高経営責任者(CEO)を務め、ブラックベリーの大株主でもあるプレム・ワトサ氏は、利害対立を避けるため取締役を退く。

株価は中盤の取引で5%強、値上がりしている。

同社をめぐっては先週、非公開化の可能性を検討していることが複数の関係筋の話で明らかになったばかり。

ただ、新たに設置された委員会をめぐっては、アナリストらから懐疑的な声も聞かれる。同社はすでに1年以上も前に同様の対応策を発表しており、そのためにJPモルガンとRBCをアドバイザーに起用しているからだ。

同社はスマートフォンの製造に加え、数々の重要な特許も保持している。6月末時点でのキャッシュおよび投資額は31億カナダドル。負債はない。

カナダ政府は同社を「国内の重要企業」と捉えており、海外企業が買収を目指すとなれば、政府による厳しい審査が待ち受けている。政府はこの日、同社をめぐる憶測にはコメントしないと述べた。

*内容を追加して再送します。

 
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8月12日、カナダのブラックベリーは、合弁事業や提携、身売りなどの可能性も含めた経営戦略を模索していることを明らかにした。写真はハインズ最高経営責任者(CEO)。オンタリオ州で7月撮影(2013年 ロイター/Jon Blacker)

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