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福島第一原発 熱中症対策の霧水で汚染か8月12日 17時43分
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福島第一原子力発電所で12日、東京電力の作業員10人が、頭や顔を中心に放射性物質で汚染されていたことが分かり、東京電力は熱中症対策として設置している装置の霧状の水が、原因の可能性があるとみて調べています。
12日午後0時半すぎ、東京電力の男性作業員10人が、敷地を出るときに放射性物質による汚染を調べる検査を受けたところ、頭や顔を中心に汚染されていたことが分かりました。
汚染は、1平方センチメートル当たり最大で10ベクレルと、社内の規定で制限する値の2.5倍で、作業員の体調などに変化はありませんが、東京電力は内部被ばくがないか調べています。
10人は、検査を受ける前に福島第一原発の作業の拠点になっている免震重要棟の前でバスを待っていて、免震重要棟の付近では、熱中症対策として装置で霧状の水を発生させていたということです。
また同じ頃に免震重要棟の前にある空気中の放射性物質を測定する機器で警報がなったことや、作業員は屋内で作業をしていたことから、東京電力は装置の霧状の水が原因の可能性があるとみて水の分析を行うなどして調べています。
装置の水は、原発の山側およそ10キロにあるダムのものを使用していて、東京電力は、同じ水を使っている免震重要棟や5号機6号機のトイレなどの設備も、使用を禁止しているということです。
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