ニュース詳細
炎天下の金属 子どものやけどに注意8月12日 5時53分
K10037080211_1308120750_1308120753.mp4
日ざしの強い日に子どもが直射日光で高温になった金属に触れてやけどをする事故が起きているとして、日本小児科学会が注意を呼びかけています。
日本小児科学会によりますと、去年7月、東京都内の立体駐車場で、1歳の子どもが転んで車を止める金属製の台に両手をつき、全治1か月のやけどをしました。
また、船の見学会に参加した1歳の子どもが、船の鉄板で足にやけどをしたという報告もあるということです。
屋外にある金属に直射日光が当たるとどの程度熱くなるのか、NHKが今月、気温36度の晴れた日の午前中に特殊なカメラで調べたところ、公園の鉄棒は56度、立体駐車場の金属製の台は63度、道路のマンホールのふたは64度などとなっていたことが分かりました。
日本小児科学会で子どもの事故対策を担当する山中龍宏医師は、子どもは皮膚が非常に薄いため、大人よりも低い温度や短い時間でやけどになりやすいと指摘し、「50度の物に触った場合、10秒ほどでやけどのおそれがある」としています。
そのうえで「子どもは転びやすく反射神経も十分ではないので、高温の金属に触れたまま時間がたってしまうこともある。ことしは猛暑が続いており、外出先などで注意が必要だ」と話しています。
[関連ニュース]
[関連ニュース] 自動検索 |
[関連リンク] |
|