ヘルパンギーナが流行中 東京などで局地的に警報レベル

2013/7/31 18:24

   ウイルス感染症の1つ、ヘルパンギーナが全国で増え続け、はやりのピークに近づいている模様だ。東京などの一部地域では、警報を出すところも出てきた。

   38度以上の高熱を出し、のどに水泡などができて痛い――。ヘルパンギーナにかかると、そんな症状が出てくる。

東京都町田市、荒川区などで多く

   この感染症は、7月ごろにピークを迎える夏風邪の1つだ。

   国立感染症研究所の感染症疫学センターの調べによると、2013年も5月ごろから患者報告数が増え始め、7月15~21日の週に至るまで、11週連続で増加した。

   東京などの一部地域では、警報を出す基準値となる定点医療機関当たり6人を超えるところもでてきた。7月15~21日の週は、東京都町田市で13.13人、荒川区で9.25人などとなっており、東京都全体でも、4.11人にまで達した。

   このほか、神奈川県では、横須賀市が7.2人などと警報レベルの地域がいくつかあり、埼玉県でも警報を出す地域が出てきた。

   全国では、警報レベルにまだ達していないものの、高知県が5.87人、山形県が5.37人などと感染の多いところがみられている。全国平均では、2.84人だ。

   ただ、過去10年で見ると、13年は全国の感染者数が低い方だといい、12年の方が4.34人とかなり多かった。

   ヘルパンギーナが例年、7月ごろにピークを迎える理由として、感染症疫学センターの担当者は、暑くなると免疫力が低下して感染しやすくなることもあると言う。また、日によって寒暖の温度差があると、体調を壊しやすくなるとしている。ただ、感染者の多さで地域的にばらつきがある理由については、よく分からないとした。

「放射能の影響は関係ないのでは」

   ツイッターなどを見ると、ヘルパンギーナの感染者が東京などで増えてきたことについて、原発事故による放射能汚染で免疫力が落ちてきたせいではないかと疑う声も一部で出ている。

   この点について、感染症疫学センターの担当者は、福島県で2013年7月15~21日の週が1.04人と全国平均よりかなり低いことを指摘し、「放射能の影響ならもっと感染者が出るはずですよ。それは関係ないのではないでしょうか」と言っている。

   なお、夏風邪の1つで、同じウイルスでかかる手足口病も、7月まで全国で増えてきており、感染者数が例年より多かった11年と匹敵するほどにもなっている。しかし、ヘルパンギーナとは違って、12年は13年の8分の1しか感染者が出ていなかった。その理由についても分からないという。

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