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山本太郎議員の質問主意書、社民・福島と酷似 事務所釈明「手続きミス」

産経新聞 8月10日(土)7時55分配信

山本太郎議員の質問主意書、社民・福島と酷似 事務所釈明「手続きミス」

山本太郎氏と福島瑞穂氏の質問主意書の相違点(写真:産経新聞)

 7月の参院選で初当選した山本太郎参院議員が先の臨時国会で提出した「生活困窮者自立支援法案に関する質問主意書」が、社民党の福島瑞穂前党首提出の質問主意書と酷似していることが9日、分かった。政府の答弁書の手続きには多くの時間とコストがかかるだけに、政府関係者は「意図的に同じ内容の質問主意書を出したとすれば税金の無駄遣いだ」と指摘している。

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 山本氏の質問主意書は、今年1月召集の通常国会に提出され、廃案となった生活困窮者自立支援法案について、生活困窮者の定義や就労訓練事業の具体的内容を問う7項目からなる。

 福島氏のものは「生活保護法案及び生活困窮者自立支援法案に関する質問主意書」。同じ6日に提出していた。

 1つ目の質問こそ生活保護法改正案に関してだったが、残る2〜8項目は全て生活困窮者自立支援法案の質問だった。

 山本氏の1〜7項目と、福島氏の2〜8項目の全ての質問が酷似。このうち、「自立支援法案第一条にいう『自立』とは、就労による経済的自立のみを意味するのか、日常生活自立、社会生活自立をも含めた幅広い意義を有するのか」など3項目は一言一句同じ。他の項目も5カ所で「政府の見解を示されたい」などの文言が付け加わったり、別の言葉と置き換わっていたりするだけだった。

 脱原発や反TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)など両氏が掲げる政策は重なる部分があり、福島氏が参院統一会派の結成を呼びかけたこともある。

 山本氏の事務所によると、両氏とも同じ専門家から文案を提供してもらったという。事務所内の手続きミスで、そのまま提出したといい、「今後このようなことがないようにしたい」とコメントした。

最終更新:8月11日(日)12時2分

産経新聞

 

山本太郎

山本太郎(やまもとたろう)
所属院 選挙区 政党:
参議院 東京都 無所属
プロフィール:
1974年11月24日生 初当選/2013年 当選回数/1回
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