先日、娘を連れて祖母の実家に遊びに行きました。その移動の際に、かなりみなさまから助けられたので、書いておきます。
あやしてくれると超助かる
ぼくは車を持っていないため、移動は基本的に電車とバスです。夫婦二人なら問題ありませんが、乳幼児がいますと、なかなかどうして気を遣います。
祖母の実家に行った日も、帰り道は眠くて不機嫌になることが予想されたので、20分ほど遠回りになるけれど、乗換が多く、一回あたりの乗車時間が少ない経路で帰宅しました。
とはいえ、9ヶ月のわが娘。やっぱり眠くなってくると「うあああー」とか「うえーーーん」と泣きそうな顔で訴えたりします。別に気にするもんじゃないとわかっていても、やっぱり「迷惑だから」電車を降りたくなるものです。
そんなとき、近くにいる乗客の方が、あやしてくれたりすると、これはもう本当に、ものすごーく助かります。
乳幼児って、見知らぬ人が適度な距離で話しかけてくれると、じーっとその人を見つめて、観察を始めるんです。観察に没頭すれば、自然と泣き止んでくれます。あやし方が上手い人だと、一気にご機嫌になったりします。
不思議なもので、これ、見慣れた人(親、親戚)があやそうとしても、あんまり意味ないんですよね。まったく通りすがりの、知らない人が自分にアテンションを注いでくれることが、どうやら嬉しいようなのです。色々と観察してみると、この傾向は他の乳幼児にも当てはまるような気がします。
そんなわけで、帰省のシーズン。子どもがぐずって困っている人を見たら、ぜひ子どもに対して変顔をするなり、笑って目を見てあげるなりしてあげると、大変価値ある社会貢献になります。自分の子どもをあやしてくれて、嫌な気がする親御さんはいないと思いますし。
一度立てられたマナーを遵守する日本人ですから、「子どもをあやす」はいっそマナーにしてしまいたいですね。どうですか、JRさん。
子どもが生まれてから、個人的にはこれはもう「マナー」の域に達しています。見つめられるたびに変顔してますよ、ぼく。