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《NEW》ワールドグランプリ予選R 日本はカザフスタン下し5連勝
2013/08/11
現地10日、ポーランド・プウォツクで行われている女子バレーの国際大会「FIVBワールドグランプリ2013」予選ラウンド第2週ポーランド大会で、世界ランク30位のカザフスタンと対戦した予選H組の日本は、江畑幸子(日立)が28得点、新鍋理沙(久光製薬)も20得点を挙げるなど、サイド陣の奮闘で1セットビハインドから逆転勝ち。開幕からの連勝を5に伸ばし、勝点を14とした。
前日は世界ランク8位のドイツをフルセットマッチの末に下し、連勝を4に伸ばした日本。この日は、木村沙織(ガラタサライ)をスタメンから外し、石井優希(久光製薬)、川島亜依美(岡山)、長岡望悠(久光製薬)、江畑、平井香菜子(久光製薬)、橋本直子(JT)、リベロ吉田真未(パイオニア)の7人をスタメンに起用してスタートを切った。
第1セット序盤、石井、川島のサービスエースなどで4-3とリードした日本だったが、ここから195センチの長身エース・ムドリツカヤを中心とした攻撃やナセドキナのブロックなど、相手の高さを生かしたプレーの前に5連続失点。4-8と逆転を許して最初のテクニカルタイムアウトを奪われたばかりか、微妙な判定に対してビデオ判定を行えるチャレンジシステムの失敗もあり流れに乗れず。その後、長岡に代え新鍋理沙(久光製薬)を起用すると、新鍋が安定したレシーブや硬軟織り交ぜたスパイクで奮闘し一時は逆転したが、終盤突き離され、23-25と先取を許した。
1セットを追いかける展開となった第2セット、日本はスタメンを外れていた木村をスタメン起用。すると木村がサーブで相手を崩し、サービスエースを含む5連続得点で幸先のいいスタートを切った。さらには江畑、川島のダイレクトスパイクなどで得点を伸ばし、8-1と大きくリードして最初のテクニカルタイムアウトを獲得すると、追い上げられる場面もあったものの、江畑、木村の両エースが速い切り返しからの攻撃で着実に得点。終盤には5連続失点で反撃を許したが、最後は相手の連続ミスと新鍋のアタックで3連続得点し、25-19と奪い返して、セットカウント1-1のタイとした。
追いついた日本は3セット目、序盤からセッター宮下のプレーが光った。自らのサービスエースに加え、得意のライトへのトスで相手ブロックの枚数を減らし、木村、新鍋らの得点を演出。さらに平井の速攻、ブロックなどでリードを広げ、16-10で2回目のテクニカルタイムアウトを獲得した。その後は相手の強打、ブロックに苦しむ場面も見られたが、チャレンジ成功などで得点を加え、終盤にも江畑のバックアタックや平井の攻守に渡る活躍。このセットも25-18と大差でものにして、5連勝へ王手をかけた。
これで完全に流れに乗った日本は、4セット目に入っても木村のスパイク、江畑の1枚ブロックで連続得点スタート。なおも江畑、新鍋のサイド陣が速いスパイクを次々と相手コートにたたき込み4連続得点を奪うなど、8-4とリードしてテクニカルタイムアウトを獲得した。その後はムドリツカヤを軸にした攻撃で食い下がる相手に手を焼いたものの、中盤以降も江畑、新鍋が安定して得点を重ね、危なげない試合運び。最後は24-20から新鍋がうまくブロックアウトでスパイクを決めて25点目を奪い、セットカウント3-1での逆転勝ちを決めた。
なお日本は現地11日、ポーランド大会最終戦で世界ランク15位の地元ポーランドと対戦する。
【予選H組】
日本(5勝)3-1 カザフスタン(5敗)
(23-25、25-19、25-18、25-20)