ベルギー1部リーグ、スタンダールに所属するロンドン五輪日本代表FW永井謙佑(24)がグランパスに復帰することが決定した。永井は今年1月にスタンダールに完全移籍したが出場機会を得られず、来年6月30日までの期限付き移籍で古巣に復帰することを決断。8日にクラブ間で合意に達した。きょう11日に帰国し、13日の練習から参加する。
グランパスの久米GMは10日、「とにかく出場機会がなかったら潔く帰ってこいと話していた。来年のW杯本大会にもまだチャンスはある。ベルギーで試合に出られていない状況で、宝を光らせなければならない」と説明。週明けにもJリーグの選手再登録を行い、17日の広島戦に間に合わせる方向だ。
永井は7月21日のプレシーズンマッチで2得点を挙げるなど、コンディションは良好。ただ現在のグランパスはケネディと玉田の2トップが不動の地位を築いており、復帰即レギュラーという保証はない。それでも昨季のベルギー1部リーグで出場3試合、今季もリーグ2節を終えていまだ出場機会のない永井は「チャンスを与えてほしい」と訴えているという。
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