慶尚南道教育庁では、証言記録本を作って今年から2時間以上の授業を実施
元慰安婦の家でボランティアすれば「内申点」 国家ぐるみで繰り広げられる歴史捏造のおぞましさ
(SAPIO 2013年8月号掲載) 2013年8月8日(木)配信
授業で慰安婦問題に“目覚める”生徒たち
韓国の歴史の授業で慰安婦問題が取り上げられるのは、日本の植民地時代に入り、「内鮮一体、国家総動員法の名のもとに朝鮮半島から物資や人材が搾取された」という文脈においてである。
歴史教科書の中でもメジャーな『高等学校 韓国史』(志学社、2012年版)では、2ページにわたって記述が見られる。以下、慰安婦の定義が書かれた箇所を引用する。
「日本軍“慰安婦”とは、日帝植民地時代に日本軍の慰安所に連行されて強制的に性暴行を受けた女性たちを指す言葉である。日帝は日中戦争と太平洋戦争を行なうあいだ、日本の軍人たちの性的欲求を満たすために集団的な性行為施設である慰安所を制度化し、植民地と占領地にいる数多くの若い女性たちを強制的に戦線に輸送、性奴隷の役割を強要した。彼女たちは慰安所に配置され、繰り返し性暴行を受けていた」(231ページ)
改めて指摘しておくと、「強制連行」されたという証言は元慰安婦のものだけである。証拠も第三者の目撃証言もない。むしろ慰安婦を好条件で募集する新聞広告などが残っており、朝鮮人も慰安婦募集に関わっていた。
この教科書では当然そんな事実は無視し、「強制」や「性奴隷」といった表現を何度も用いている。教科書編集側の“刷り込み”の意図を感じざるを得ない。
教師の中には、渾身の手作り資料で講義する者もいる。学校の授業で慰安婦問題に目覚めた生徒たちは、次なるステップを踏むことになる。
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