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福島 避難区域でお盆の特別宿泊
8月10日 11時38分

福島 避難区域でお盆の特別宿泊
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東京電力福島第一原発の事故で今も避難区域に指定されている、福島県内の一部の地域で、10日からお盆の期間中の特別宿泊が始まり、早速避難先から自宅に戻る人たちの姿が見られました。

特別宿泊の対象は、福島県内の5つの市町村で原発事故による避難区域の見直しで「居住制限区域」と「避難指示解除準備区域」に指定された地域です。
これらの地域では日中の立ち入りは自由ですが、宿泊は認められていません。
しかし、お盆を自宅で過ごしたいという住民の要望を受けて、今月10日から18日まで特別に宿泊が認められました。
このうち、今月8日に最後に避難区域が見直された川俣町山木屋地区では、仮設住宅に避難している住民たちが、町が用意したバスに乗り込み自宅に向かいました。
1か月ぶりに自宅に戻ったという菅野ヒサ子さん(75)は、家に着くと仏壇に手を合わせ、窓を開けて換気をするなど、泊まる準備をしていました。
菅野さんは「お盆に親戚が来て一緒に泊まる予定なので楽しみです。仮設住宅よりもわが家のほうが涼しくて落ち着きます」と話していました。
国によりますと、お盆の期間中、福島県内の避難区域で宿泊を申請しているのは、およそ200世帯700人で、帰省する人が増えて交通量も多くなることから、警察官の人数を増やしてパトロールを強化することにしています。

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