中国産生ウニ:「腸炎ビブリオ」検出…東京都内などで販売
毎日新聞 2013年08月09日 23時50分(最終更新 08月09日 23時54分)
横浜市保健所は9日、同市神奈川区の食品輸入会社「泰星(たいせい)物産」が輸入した中国原産の生ウニから、食品衛生法の基準を超える食中毒菌「腸炎ビブリオ」が検出され、同社に回収を命じたと発表した。既に全量が東京都内などで販売されたが詳細な流通ルートは不明。今のところ健康被害の報告はないという。
同保健所によると、同社は8月4、5の両日、中国から生ウニ計約1トンを輸入した。東京都市場衛生検査所が6日以降に東京・築地市場で流通品から抜き取り検査したところ、基準値の1.2〜2.1倍の腸炎ビブリオを検出し、9日に横浜市保健所に連絡があった。【斎藤良太】