色は真っ赤ですが、野菜の甘い香りもします
暑い夏に食べたい辛いラーメン特集、第二弾は新宿にある「利しり」です。こちらは新宿で昭和44年から続くお店ですが、歌舞伎町の奥にある立地のせいかなかなか皆さんご存知ないんです。もったいない!でも常連さんには長く愛され、取材日もオープン時間と同時に伺ったのですが、30分足らずで店の7割ほどがお客さんで埋まっていました。
皆さんを見ていると、まずはビールで身体を冷やしてから辛いラーメンをかきこむ、というのが定番スタイルのようです。
今回注文したのはオロチョンラーメン(1050円)です。辛さは7段階から選べますが
まずは定番の“通常”を注文しました。ちなみにオロチョンとはアイヌ語で「勇敢な」という意味だそうです。きっと激辛ラーメンに立ち向かう人をさしているんでしょうね。
ドキドキしながら待っていると、とても大きなドンブリが運ばれてきてびっくり!
そしてスープの赤さにまたびっくりしてしまいました。
こちらはスープにスッポンの出汁を使用しているとのこと。「コラーゲンもたっぷりで飲んでキレイになれますよ。」と店主の堀江さん。これは女性だけでなく男性だって嬉しいですよね。
スープは醤油ベースで、玉ねぎがたっぷりと使われているため“通常”だと辛さはさほど目立ちません。まず甘めの味を感じ、後からピリっとくる感じ!スープのコクに三度目の驚きを感じました。使用されている麺は中太。なかなか伸びないのが嬉しいですね。
またトッピングには珍しくピーマンがたくさん乗っているのですが、これがまたいいアクセントになっているんです。スープにほろ苦さとシャキシャキとしたフレッシュな食感を与えています。他の具材はもやし、きくらげ、メンマ、豚肉とボリュームも満点。
メニューに載っている「麺はご飯にも変更できます」と書いてあるのが気になってラーメンを待っている間にお店の方に聞いてみたら、飲んだ後さらっとお茶漬け感覚で「麺抜き、ご飯追加」をする人が多かったそうでこちらをメニューに追加したとか。なんともマニアックな食べ方です。でもおいしそう・・・いつかトライしてみたいです。
そしてなんとこちらのお店は朝の5時まで営業中!夏の夜遊び明けにおいしい刺激はいかがでしょうか?
- ラーメンの具には珍しいピーマン。良いアクセントになってます
- 麺の代わりにご飯を入れてもGOOD!辛い雑炊みたいですね
- 通常はまだまだいける辛さでした
- 「歌舞伎町名物」のちょうちんが目印