皮膚障害の恐れ記載指示、厚労省 降圧剤添付文書で厚生労働省は6日、製薬会社ノバルティスファーマの降圧剤ディオバン(一般名・バルサルタン)について、皮膚の広範囲がただれるなどの重い副作用の出る可能性があることを添付文書の「使用上の注意」に明記するよう同社に指示した。 ディオバンをめぐっては、臨床研究に不正なデータ操作があったとの疑いが指摘されているが、厚労省は今回の指示との関連はないとしている。 新たに副作用として記載されるのは「中毒性表皮壊死融解症」「皮膚粘膜眼症候群」「多形紅斑」「天疱瘡」「類天疱瘡」の5疾患。いずれも重症の薬疹で、全身の皮膚が赤くなったり、広い範囲にただれや水膨れが出たりする。 【共同通信】
|