警部補 部下に命じ情報得たか08月08日 18時12分
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福岡県警察本部の警部補が、信用調査会社の社長に個人情報を漏らした見返りに現金を受け取ったとして逮捕された事件で、警部補は、自分の部下に命じて警察のシステムにアクセスさせ情報を得ていたケースがあったことがわかり、警察は、不正が発覚しないように工作していたとみて、さらに調べています。
福岡県警・公安３課の警部補、千代原教文容疑者（５１）は、ことし１月から５月にかけて、当時、信用調査会社の社長だった鳥羽和博容疑者（４３）から依頼を受け、警察のシステムにアクセスして得た市民の住所などの個人情報を漏らした見返りに、現金およそ１６万円のわいろを受け取ったとして収賄の疑いで逮捕されました。
その後の調べで、千代原警部補は自分の部下に命じて警察のシステムにアクセスさせ、情報を得ていたケースがあったことがわかりました。
このシステムは、不適切な利用を防ぐため、利用した実績を上司が定期的に確認することになっているということで、警察は、不正を隠すための工作だとみています。また、警部補は、数年前から不正をしていたとみられ、警察は、違う部下にも個人情報を入手させていた疑いがあるとみて、調べています。