溝手氏発言に江川紹子氏「語源違う」 ネトウヨ認定か
自民党の溝手顕正参院議員会長(70)が8月7日、党本部で開かれた研修会で「安倍晋三首相のように非常に勢いのいい首相の下だと、バカでもチョンでも(当選する)という要素があるのは否定できない」と述べたが、その研修会の中で発言を撤回。記者団に「問題発言ととられても仕方ない」と釈明した。
「チョン」という言葉が韓国・朝鮮人に対する差別的な表現とされていることから、発言を撤回したと報じられているが、こうした報道に対してジャーナリストの江川紹子氏(55)はツイッターで「差別表現というより、国民をバカにした発言とゆうべきでは?」とコメントした。
このコメントに対して、ツイッターユーザーから「『チョン』って、本当に韓国・朝鮮人に対する差別的表現なのでしょうか…」との質問が寄せられたが、実際ネットでは「『ばかでもチョンでも』の『チョン』は『半人前や取るに足らない人のことを芝居の終わりに打つ拍子木の音になぞらえた言葉』ではないのか?」との疑問の声が多数。
この表現については、拍子木の音になぞらえた言葉が語源ではあるものの、その後、韓国・朝鮮人に対する差別的表現として誤用されてきた経緯があり、江川氏も質問に対して「語源は違うのに、いつの間にかそういう意味が付け加わってしまったのですにゃ」と説明する。
しかしこの回答に対して、別のユーザーから「自分は意図してないから差別じゃない、というネトウヨの最低な言い訳の典型」と指摘され、江川氏は「わらし、ネトウヨ認定されたのかしらん…?」と困惑。そのユーザーは、その言葉がネット上で明らかに差別的表現として使われているのにも関らず、その表現が問題視されると、差別的表現として使う人たちが「差別語じゃないと言い訳する」と指摘しており、江川氏も「にゃるほど」と納得している。
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