2013.8.8 05:04(3/3ページ)

虎・岩田どん底から復活星!自力V消滅危機救った

投球する阪神・岩田=マツダスタジアム(撮影・森田達也)

投球する阪神・岩田=マツダスタジアム(撮影・森田達也)【拡大】

 当初はファームでも打たれに打たれた。5月31日のウエスタン・オリックス戦(鳴尾浜)は5回9安打6失点。6月8日の同・ソフトバンク戦(雁の巣)では4回1/37安打6失点KO。1カ月ほど2軍暮らしが続いたある日、高校時代の同級生と食事へ出かけた。だが、左腕の前にあったグラスは、なかなか空かない。「投げ方がわからん…」。マウンド上での葛藤を気の置けない仲間たちに漏らした。

 10歳ほど年の離れた若手投手とバックネット裏のスタンドにあるテーブルに座り「チャート」と呼ばれる投球分析のシートを記入する役目も担った。直射日光が当たり、ファンの目にさらされる場から、もう一度“下積み”を行った。

 配球を見直し、直球の力強さを求めた。球速や球威の向上が課題の3年目の岩本には「もっと遠心力を使え」と助言。自らに言い聞かせるような、手取り足取りのアドバイスだった。よみがえった直球はこの日も要所で低めに決まり149キロにも達した。

 ヒーローインタビューの最後は「攻めて攻めて攻めるだけなので。攻撃的な投球をしたいです」と言い放った。巨人のM点灯を阻止した。だが、ゲーム差は「7・5」のまま。逆転Vへ欠けていたピースが逆襲の底支えになる。 (長友 孝輔)

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(紙面から)